みなさん、こんにちは。

今年も北方領土の日は、地元であり北方領土問題解決原点の後である根室の住民大会に出席をしてまいりました。

 

 

会場は東京で開催されている全国大会と繋がっており、総理のご挨拶時は中央のスクリーンで

リアルタイム中継を会場の皆さんと視聴しました。

 

 

 今年の総理挨拶は如何?

 

去年の総理挨拶では、総理は「北方墓参を始めとした四島交流等事業の再開は、今後の日露関係の中でも最優先事項の一つであり、一日も早く事業が再開できるような状況になることを強く期待しています。」と述べられました。
あまりも「他人ごと」ではないか?と強く抗議をしたわけですが、今年の挨拶はというと・・・
 
「北方墓参を始めとした四島交流等事業の再開は、日露関係における最優先事項の一つです。御高齢となられた元島民の方々の切実なるお気持ちに何とか応えたいとの強い思いをもって、ロシア側に対し、今は特に北方墓参に重点を置いて、事業の再開を引き続き求めてまいります。」と。

 

 鈴木貴子の質疑で政府答弁に変化!

ブログをご覧の皆さんはお気づきかもしれませんが、昨年12月の衆議院沖北委員会において、現在も可能性が残されているのはロシア側が中止や破棄を明言していない唯一の枠組み「墓参」だけである、であるならば「今は墓参の再開に全力をあげる」と強いメッセージを打ち出してくれ、と意見。この質疑を受け、それ以来、政府答弁で「今は特に北方墓参に・・」と変わったという事実があります。
 
➡その時の質疑の様子はこちら!

 

決意表明では、元島民代表で択捉島出身の鈴木咲子さんが登壇されました。

鈴木さんは独学でロシア語を勉強され、ビザなし交流などでもロシア人島民などと心と心のコミュニケーションを図る弛まぬ努力を続けられてこられた方です。その鈴木さんにとって、今の過去を振り返っても厳しさが募る状況のなか、「政府の外交交渉の下支えにとなるために、一日も休まず返還運動を一心不乱に続けてきた」との言葉は全ての人の心に響いたのではないでしょうか。

鈴木さんは「領土問題を解決し、平和条約を締結するという最終目的が実現するまで何があろうと諦めるわけにはいかない」と挨拶を結ばれました。「何があろうと諦めるわけにはいかない」、その通りです。

政治家の責任は課題を並べるのではなく、課題を解決することです。そのためにも、批判のための批判ではなく、解決のための相互主義の外交努力に汗してまいりたいと思います。

 

高校生の意見表明もあり、大変心強く感じるものでした。

私は挨拶にて、「今日も弁論大会に出場する、これからの地域を未来を担う若い世代の皆さんは、領土問題の解決を、そしてこれからを見据えて考えを発表されるはずだ。その若い世代の声に応える政治が必要だ。

国と国は引っ越しができない。課題があるからといって、窓を閉ざしていては、責任が果たせない。こういう時だからこそ、日露の明日をみて、日本の国益は何たるかに則って、相互主義の外交努力を重ねていく」と、述べさせて頂きました。

 

写真でふりかえる根室住民大会

 

 

↓2部の弁論発表の部に出場の大垣さんと。ご家族皆さんに大変お世話になっています。

 

↓根室管内かあ多くの皆さんが参集。元島民の皆さんも多数駆けつけられておられました。

平均年齢は88歳を超えました。時間との闘いであることは否めません。

↓嬉しい再会も!!!標津の双子ランナー、岡部兄弟にも会えました!

冬場の大会にも出られているとのこと。あっぱれ!!!!!

 

↓多楽島出身の河田さん。なんとか墓参の再開にむけ、政府にも言葉だけでなく実際の突破口なるアクションを

強く期待します。語り部などで大変お世話になっておりますが、やはり一番は課題の進展で報いたいものです。

 

 

 

実は根室大会での司会を務められたのは、石垣市長の娘さんであり、プロの声優「日野まり」さん!!

さすがの司会でした。ありがとうございました!!