源泉「白旗の湯」より自然流下で引湯。
泉質がすばらしい。
しっとりと、香しき化粧水のような、極上の乳白色の乳液のような・・・・・
楊貴妃ならずとも、夢見てしまう 艶やかな温かい優しき
芳醇に流れ落ちる湯です。

大浴場「御汲上の湯」は磨き丸太を組み上げた天井の高い造りで
豪壮な湯殿の風格

 

湯は、「白幡」源泉の名の通り、白濁ながら、ブルーを帯びています。
 
今回、マイプリのアクシデントがなければ、到着日
旅館に入る前に、草津名湯巡りを湯あたりで倒れるまで実行と思っていたのに
 
( ^ω^)・・・
 
宿泊宿だけで、完全満足
 
 
深夜12時で、男女入替
お二人いらっしゃるという、湯守りさん、気配すら感知できず。
27日~28日、何としてでも見つけようと張り切っていましたが
 
ほんに貴方は、へのような御方
 
御汲上の湯」の湯殿は、二つの浴槽からなる。
一段上の少し小ぶりの湯はやや熱めの44度
大きなガラス戸の先の大浴場は、御汲上の湯の銘々そのものの
御殿の湯である。
おおおおお、殿様だわ
頼朝公から、自称・源の「徳川将軍家」である。
征夷大将軍の湯殿であり、代々、伝承が草津に伝わる。
 

『正室』の風情を持った、お湯処です。
居住まいをただし、少し熱め。
前方に開ける、殿の御座所の御殿の湯舞台を見下ろす。
 
暗闇に蛍が飛ぶ
側室たちの、一瞬の煌めきのように、寵を競い媚を湯に写す。
 
わらわの湯守が一人、
掌で、湯もみをして、守ってくれる。
 
 
殿のお湯殿へは、残りの一人が、お体に優しい湯に為して
乃ち、40度以下の 心を届けよう。
 
二人の湯守と、私はこうやって
婚家から、嫁ぎ先の上州、沼田藩の安寧を、静かなる平穏を願う。
あらゆることに気を配り、厄災を排除し、万全を期す。
 
それが、お家を守る 正室の務め。
わらわの心を知るは、湯守と、
別室に居る、あかまつ だけ。
 

 

 

草津最古の源泉「白幡」の名の由来は、源頼朝が源泉を発見、故に
源氏の象徴である、白幡に因る。
平清盛が発見していたら、
「赤旗源泉」でしたでしょう?か~~~~~~~~~~~~ぁ”
 
 
家紋を見て思った。武田の四つ菱
湯守は、開業134年の間、「不老長寿の湯」(赤松の1本幹のくり貫き)と共に
御城主から湯の番を仰せ使わされた、名誉職であり、文化であると。
 
 

 

 

 
 
 
 
 
 
花の湯の内湯
 
ここに、阿 があった。
創業以来(明治10年~146年間)
唯一現存する、赤松の丸太風呂。
『不老長寿』
 
幽玄のような、明かりを落とした一角に、それは、静かに居たのです。
最初は、「石棺」だと思った。
源泉に満たされ、洗われ、常に切磋琢磨して、木は、石棺の風格を持つに至ったのです。
指ではじいたら、カーンと金属音がした。
 
「貴方も、枯野の末裔なのね」
 
134年前の大火で燃え残った、
故に
不老長寿ですか!
『あかまつ』でもいいですよね
 

薄明りでは、全容が掴めなかった。
ずっとずっと、鋼色の石棺かと、あわてんぼうは思っていた。
古墳群の未だ発見されない、実母は采女の
名も記されぬ、姫皇子の気分を
初日は堪能しておりましたわん。
次の日、入れ替わって花の湯に入浴した連合いが、「木」だったよと
ガアガあーーーーーー
ダダダダ落ちだワン、崖下よん
貸し切り風呂「檜」
座敷の次の間がお風呂です!
 
令和の
お殿様だわよ
奥方様だわよ
お姫様ですわ!
 
 
 
 
蛇足の補足で~~す。
江戸時代、高貴なお生まれの御方は、唐風呂の蒸し風呂で、じゃぶじゃぶ
素潜りなんぞは致しません。
また、すっぽんぽんではなく、湯かたびらを着用なさっていたとか。
いぇーーいですね。