社に覆いかぶさるかのような巨木

スダジイ・・・どんぐりの木のネーミングの方が

馴染み深い。

 

 

朽ちて折れても

どんぐりは生きる

 

折れた木を利用して、若木が芽吹く。

まるで

鶴岡八幡宮の大銀杏のように

親樹が朽ちても、子孫は残る。

いや

残すのだ。

 

植物の生存戦略は、人を遥かに凌ぐ。

梢の先端に命が宿る。

地上で肉体と遊離した魂は、露の宿りのように儚いのか。

 

仰向けに見上げる我は

首の痛みにしゃがみ込む。

 

スン芸ワン

 

伸び放題ではありませんか!

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 あの日
訃報を宿のTVで知り
無言で、露天へと向かった。
つい2~3か月前、彼の作品を再度、読んだのだ。
優れた評論をお書きになられる、みどり様のブログで「夏目雅子さん」の美しさを知った。
奥様だったそうだ。
伊集院静氏と繋がらないまま、私は、瀬戸内での野球の活写を楽しんでいたのだ。
今で言えば、大河のお市、茶々二役の「北川景子さん」か、
逝ってしまわれた竹内結子さんか
旬のキラキラ、存在自体でオーラ全開の「美しく、伸び盛りの女優」さん。
不倫関係から、やっと正式に妻となり、新婚1年にも満たない蜜月を急性白血病の闘病の後、寛解かと喜んだのもつかの間、肺炎で亡くなられた。
28歳だったそうだ。
 
長い葛藤の日々
 
 

<品性を忘れるな。自分だけのために生きるんじゃない。お金がすべてと思うな>

「生きるは束の間、死ぬはしばしのいとま」

 

 胸のうちに哀しみを温めながら、無頼を貫いた言葉

 
 
 
「起きてしまったことはしょうがない。
そう思わないと精神を保てないといった部分もあったのかもしれない。
“人生一人旅”と自由に生きてきた人
自分の未来については誰かにとやかく言われて決めるのではなく、
時の経過に身を委ねて生きていきたい、
それが彼の侠気ということなのでしょう」 
 
最後の夫人が理解の言葉を紡ぐ。
 
 
 
300年前に、
役目を終えた、大河で描かれる家康が呟く
 
「此の世で最も醜く愚かは、人の所業、乱世の亡霊を総て引き連れて逝く」
 
新しい視点がなければ、1年以上の時間をかけて、何の歴史物語ぞ
ああ
常説を捨てて、どうするの?と言われつつ、低視聴率を揶揄され。
でも、そこに現出されたのは、新しい家康であった。
氏真と家康の脊の向こうに、義元の夢が広がる。
「真田丸」の堺信繁とは違う、野心家と、浪人から名をあげ、領土を得んと、太平を拒む侍たち。
 
 
湯の中で
  どんぐりは何処・・・・
 
  ただ、偲ぶ。。。。。。。
 
 
ps 山田太一様も逝かれた。70代の方々の訃報が続く。
   年代というより、闘病の果てとの感が強い。
 人間下天五十年から、今に至る時は、人の寿命は延びている。
 78歳で逝かれた私の月読の君は、まだまだ長く生きて、素敵な黄門様を演じて戴きたかったのです。
年齢というより、人の寿命は、病や事故との遭遇の感ありが自論です。
 
素敵な「大和言葉」のブログを拝見させていただきました。
和言葉の思いやりに触れつつ
「お悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りいたします」が常套句なのでしょうが
 
悼みこちたみは言うまでもなく
私は、ただ、偲びます。
ただ、ただ、人も動物も偲びます。
 
アリスさん
Salinero・・・・それでも、偲んで偲んで、クリスマスカードを用意するのでしょうね。