銘が

刀の形を

茶碗の形を

かざしながら

銘、銘と唸る。

 

 
「山里の 卯花墻の中つ路 雪踏みわけし 心地こそすれ」

国産の「茶碗」での国宝さんは、2点のみだそうです。
その一つ
トーハクの国宝展で、ずっと以前、お会いしました。

パンデミックの大波も最大深度7の能登半島大地震も

想定外の頃
それ以前に、日本橋三越の並びに在る、三井記念美術館のお目玉で
ほとんど、常設の主役さんです。

如庵写し・・・・信長の弟、本能寺の変を名を捨てて存命を図った後
趣味人として、織田有楽斎を名乗る。
彼の茶室 如庵は国宝となる。
茶人に 卯花墻(うはながき)と

雅な銘を与えられた 大名物の茶碗の作者は定かではない。
安土・桃山時代作とだけ、記される。 
因みに、三井で「高校以来のああ勘違い」を発見しました。
・・・大名物・・・ずっと、だいみょうものと読んでいました。・・・おおめいぶつ・・だそうです(笑)

アハハ!上手が居ますぞ、「北海道」→「きたかいどう」うんはい、読めなくもない(笑)

おお おだぶつ です
美濃で焼かれた

志野茶碗です。織部の好みにピッタリあった、生粋の「美濃物」です。
信長が駆け抜けた 時代の産物です。

美濃尾張とはならなかったのです。
偲ぶれど 色に出にけり 
仄かな
卯の花の 時代を生きた 命の彩です。

 

スナフキンのように交通に支障のない新潟へ再度。

箱根から進路変更、有休有効利用、1泊延長。

雪の中

藤原の興亡の夢は健在なのでしょうか

 

記憶は過去を道しるべとして、未来の水先案内

 

確かめたいです。