前回、家の両サイドを注意しましょうというお話しでした。
今日は、家の前についてお話しします。
家の前は、明堂(めいどう)となりますので、広い方が良いのです。
明堂の広さは、経済的繁栄を表します。
ところが日本の住宅事情では、特に都会で広い土地に家を建てるのが、かなりむずかしいといえます。
土地の金額がべらぼうに高くなりますし、そんなに広い土地がないのが現状です。
そういう場合、外側の明堂の広い場所を探すと良いです。
正面の土地があまりなくて、玄関からすぐに道路に面している等の場合、その道路の向こうが広い状態ということです。
たとえば
玄関から見える風景です。
フェンスの手前に、細い道路があります。
理想的とはいえませんが、家の正面の道路の前方が広い駐車場となっています。
駐車場は車が出入りするため、経済状態も上がり下がりが激しくなります。
ただし、この駐車場はほとんど車が止まらない状態だそうで、そういう条件ならば選んでも良さそうです。
この場合、2階のベランダがこちらを向いていれば、2階からの景色は広い空き地だけが見えるわけです。
ですので、2階からは広さの充分ある、良い明堂として使えるのです。
同じように、マンションなどで学校や公園などの、広い空間にベランダが面していて、3階などであればベランダからの明堂として用いることができます。
集合住宅でも、そういった見方をすれば、良い条件も見つけやすいですね(^^
もちろん、近隣の建物との関係で、両側の建物がない、後ろの建物がないなどのばあいは、弱い要素もあるので気をつけて下さいね。
それから、いなかでは広すぎる場合も問題です。
適度な広さで、塀や門、生け垣などがないと、前からの風が吹きさらしになってしまうためです。
このように明堂の広さは、とても重要で狭すぎるのも広すぎるのも良くないですが、都市部では狭すぎる場合の方が多いので、明堂を広く取りましょうという例が多いものです。
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