ビジネスの迫力 | 続・日々コラム・・・

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『商事に美談なし』

この目が覚めるような格言を叩きつけられたのは、なんと山間の温泉旅館の掲示物でした。
リラックスすべき場所で、「お前、サボるな!」と言われているようでしたが、当時、翌日からはじまる仕事について、おおいに弾き締められる気分でした。

美しいエピソードは、戦争中でも「的に塩を送った」などいろいろと伝えられています。
しかし、ビジネスにおける緊張感は、それを緩めてしまっては、どこかで大変な結末に繋がってしまいます。

相手と仲良く、お互いの成功のため、とか言っていても、いざとなったらその甘さ、甘えはは叙されてしまいます。

商事に美談はなし。

たまたま利害が一致することはあるにしても、基本的には数字と契約に表われないものを持ちだすのは、無責任な「逃げ」なのだと思います。
そういう生き方、仕事が嫌なら、それはビジネスマンでになるべきではありません。

逆に、ビジネスマンは、短いオフの時間を大事に、そこで人間関係の暖かい交流をすることが大事だと思います。
商談相手や、ビジネスのパートナーに、美談を求めるべきではない、というか、そうしているうちは「トップ」にはなれません。

本気でやっていれば、仕事は孤独なものです。センチメントはそこに求めてはいけないということを、名もない書道の展示から学びました。