さて、前回、お話したシェークの意味で、もうひとつ重要な事をお話します。
●シェークの基礎的な理論は、ある程度、詳しく解説した本やサイトもあります。
誰でも、常識として分かるように、混ぜて冷やす事。
そして、もうひとつ、「カクテルの味わいをまろやかにする事。」と書いてあるはずです。
では、まろやかにする!というのは、どういうことか?
●それは、シェーカーの中に入れた材料の中に、気泡を混ぜ込む事。
これで、カクテルの味わいが、変わります。
プロと、アマチュアや素人の差が出るのは、この部分。
ただ単に、混ぜて冷やすだけなら、人間の手でなくても、機械でできるはず。
意味を理解していない会社が、そういう機械を作成しているはずです。
ここで、人間の手が加わることで、機械とは違う味わいになるのです。
プロがシェーカーのワザを磨くのは、この部分なのです。
●ですから、よく書籍やサイトなどで、解説してあるように、
右利きの人なら、シェーカーを左肩の前の方に構えて、斜め前方に振り、また、もとの左肩前に戻し、次に、さっきより、やや下の斜め前方に振り、また、もとの左肩前に戻す!
・・・という、シェーカーの振り方を、そのまま行うのでは、美味しいカクテルができないのです。
このシェーカーの振り方自体が、間違っているわけではありません。
同じように振っても、プロは、ある部分で、違う方法をとっているからです。
前後に激しく振ったり、前後に大きく振ったり、これ自体は、悪い事ではありませんし、美味しいカクテルができます。
●ちなみに、私が「やってはいけない8の字シェーク」 という動画を作成していますので、ご覧になってみて下さい。
どこが悪いのか?きっと、さっぱり分からないはずです。
ただ、私が振ると、この「やってはいけない8の字シェーク」でも、それなりに、美味しいカクテルになってしまいそうですが・・・
●話が長くなりましたが、シェーカーの振り方は
1、シェーカーを振る意味を理解する事。
2、その意味を理解した振り方を理解する事。
こうした段階が必要です。
さまざまな書籍やサイトでは、シェーカーを振る意味の解説と、シェーカーの振り方の解説が、関連付けて解説されていません。
そして、もうひとつ、プロ仕様のシェークを習得する上で、大切なことがあります。
すでに、ここまでの解説で、ちょっとお話している事ですが、気付かれましたか?
プロ仕様のシェークを習得する最短の方法とは?へ続く・・・
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