移動距離の長い一週間が終わりました。
一週間の間に何度移動したことでしょう。
白馬から群馬へ行き、そこから東京、そして千葉、ふたたび群馬に戻り、長野の佐久、それからちょっとだけ自宅に戻ってふたたび東京へ、そして松本経由で兵庫、帰りに京都に寄るという旅でした。
兵庫県では素晴らしい温泉に行ってきました。
“極楽会”というスキーの大好きなお医者さまのみなさまが、わたしを招待してくださったのです。
温泉では素晴らしい食事と、ちょっとしたポップスの演奏会も聴くことができました。
白馬や水上のような温泉で有名なところによく行きますが、じつは温泉に入るのは数年ぶりくらいです。
極楽会のみなさま、ほんとうにありがとうございました。
そんな極楽会のみなさまは、ほぼわたしと同じ年齢です。そして、みなさん元気、元気 (^o^)v。
驚くことに、みなさんがスキーの名手です。どのくらい名手かというと、基礎スキーではもう飽き足らないほど。だから、コブや悪雪、深雪が大好きなのです。
今回、そんなみなさまが、初めてブラシを滑りました。
もちろん、若杉大屋スキー場のブラシコースです。コブもウエーブもあります。
ブラシは非常に厳しい滑走条件なので、雪なら何でもない小さなミスが、大きな失敗や転倒につながます。
しかし、たった数時間で、みなさんコブ斜面をみごとに滑走されるようになりました。
お医者さまでありながら、これだけ滑られる姿を見ると、プロであるわたしはもっともっと精進しなければならないと痛感します。
帰りに京都に寄りました。
そこで、「クラシック音楽・お薦めCDについて」ブックでお世話になっているアバドイ さんとお会いすることができました
たまたまアバドイさんとメールのやりとりしていて、「そばまで行きますよ!」と言ったら、「それではぜひ!」ということになったのです。
マーラーを深く愛するという方ですから、どんな変人が出てきてもおかしくありません。
最初わたしは、背が高く、顔面蒼白のガリガリに痩せた人を想像しました。
次に、反対に背が低く、ぽっちゃりとして頭のはげた方を想像しました。
ところがどうでしょう!
待ち合わせ場所でさわやかに手を振っていたのは、わたしより日焼けし、長身で、まるでプロスポーツ選手のような方でした。わたしよりスポーツマンらしかったに違いありません。しかもイケメンで、「ヤラレタ!」という感じ。
「この人がマーラー狂(マーラー教?)なの?」というほど、爽快な方でした。
マーラー談義で、あっという間に時間がすぎてしまいました。
わたしにはけっこうプロ音楽家の友人がいますし、クラシック好きの友人がいますが、アバドイさんほどマーラーを聴いている人間は一人としていません。
ひそかに、「もしかしたら、オレが日本でいちばんマーラーを聴いているんじゃないの…」などと想像していたわたしは、アバドイさんを知り、まさに頬を殴られたようでした。
上には上がいるものです。
しかし、マーラーを愛する心にかんしては、わたしもひけをとりませんよ。
ブログがきっかけで、人にお会いしたのは初めてです。
それが素晴らしい出逢いであったことに、心から感謝します。
アバドイさん、これからもマーラー特集をよろしくお願い致します。
来年はアバドイさんの演奏会に行く計画を立てますね。