らぁ麺屋 飯田商店 @湯河原町 ~「ニボっちゃん(煮干らぁ麺)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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らぁ麺屋 飯田商店
湯河原町(湯河原)


【注文】ニボっちゃん(煮干らぁ麺)
【価格】 700円

[訪問時期] 2016年2月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 煮干/清湯
[味] 醤油
[麺] 平打ち縮れ太麺(150g位)
[具] チャーシュー2種、穂先メンマ、刻み青葱、柚子皮



店内連食です。

今日はハナから二丁狙いで来たので、開店の暖簾をかける店主さんに連食OKであることを確認。
ところが一方のお目当ての「塩」には×印



つけ麺との練習は厳しいと考えて標題を選択しましたが、先客の常連女性は見事にらぁ麺とつけ麺を平らげておられました(^^;
一杯目を食べ終えて5分ほどで届けられたのがこちら。



スープ
丼を一目見て「お!」となったことが2つ。
先ずは予想もしなかった平打ちピロピロチックな太麺ですが、こちらは後述。
次に、同じ醤油味ながら一杯目とは全く異なるスープの淡い色

そのスープは強めな煮干がじんわりと染み渡るタイプ。
醤油カエシは控えめにニボ感の引き立て役に徹し、多少の雑味すら伴った煮干がストレートに駆け抜けます。
動物系など余計なものは一切排除して素朴な煮干感に拘る仕様は、津軽煮干を連想させます。
自分含め煮干好きにはこの苦味や酸味が溜らないんですが、好みによって捉え方は異なるかも。
一杯目の芳醇な鶏醤油からのコントラストが、この煮干の良さを際立たせてる感もありますね。





自家製の平打ちペラピロな太麺には驚きました。
しかも硬めの茹で加減で、舌上でプリッと跳ねるような感覚からのシコシコモッチリ
ストレートな煮干清湯にこのタイプの麺は初対面かも。
先入観からか中々感じが出ないのですが、慣れてくれば斬新なチャレンジに拍手を送りたくなります。
麺自体の美味しさがあってこそですね。
麺量はこちらも標準的な150g程度かと。




チャーシュー2種、穂先メンマ、刻み青葱、柚子皮。
デフォ醤油とはかなり異なるスペックで、当店の引き出しの多さと拘りの作り込みに感心します。

豚チャーシューが2種類。
先程と同じロース系のレアチャーは、赤味と脂身のバランスが良くて再び肉汁ジュワ~
バラ肉の煮豚タイプは正に歯要らずのフワトロ仕様で、こちらも美味しい。
穂先メンマは全体的に軟らかいタイプで、個人的には根元部分の歯応えを感じたいところです。
たった一片の柚子皮をスープと一緒に口に含んだ時、その強い香りが印象的でした。




■ 感想など
煮干を謳うメニューは数有れど、これほど煮干本来の旨味や苦味をストレートに味わえる一杯は少ないですね。
ガツンとパンチを効かせたり、バランスを取ったり等の細工はせずに、垢抜けないけど素朴に染み入るニボ感は、繰り返しますが津軽の伝統的なスープに通じるものがあります。
スープや麺のスペックに意表を突かれましたが、慣れるに従って嵌まっていくタイプだと思います。
湯河原の地で出会った一杯、スコア異常に印象に残るものとなりました。
中々来れる所ではありませんが、引き続きつけと塩を狙います。

ご馳走さまでした~





らぁ麺屋 飯田商店
神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2-12-14

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