ミトロジーをうまく使って、クライアントを行動に促す一流のコンサルタントの話です。
私は、ぼっち起業家の杉本幸雄です。
関わる人みんなに人生を勝って欲しいという想いで、20年ほど前にコンサルタントで起業しました。

これまで2万回以上のセッションをして、110億円以上売り、本は4冊出版して、今5冊目を進行中です。

言うまでもなく、コンサルタントの実績とは、クライアントの実績で、クライアントを動かさないと、コンサルタントはいくらセッションで熱く語っても、それは単なる講演で、クライアントの問題解決や目標達成には貢献したとは言えません。

そうです。コンサルタントはクライアントに行動を促す必要がクライアントのためだけではなくて、コンサルタント自身のためにも必要です。

3流や2流のコンサルタントは、
クライアントがなかなか行動しない時、自分の感情をあらわにします。怒ったり、泣いたりします。

しかしながら、一流のコンサルタントはミトロジーを意図的に利用しています。


ミトロジー、つまり神話は、

人々の心を動かし、行動を促す強力な手段です。


神話は単なる物語ではなく、文化や価値観を形成し、人々の世界観や行動様式に深く影響を与えるものです。ミトロジーを活用することで、人々の感情や想像力を刺激し、特定の行動を促すことができます。


ミトロジーの力

ミトロジーは、古代から現代に至るまで、人々の生活の中で重要な役割を果たしてきました。神話は、人間の基本的な疑問に答え、世界の秩序を説明し、社会的な規範や道徳を伝える手段として機能しています。例えば、ギリシャ神話や日本の古事記などは、それぞれの文化において、人々の行動や考え方に大きな影響を与えてきました。


ミトロジーの活用方法

ミトロジーを活用するには、以下のステップが有効です。

1. 共感を呼ぶストーリーの選定

人々が共感できる神話を選びます。この神話は、聴衆の価値観や経験と共鳴するものである必要があります。

2. メッセージの組み込み

神話にメッセージを組み込みます。このメッセージは、聴衆に伝えたい行動や考え方を反映している必要があります。

3. 視覚的・感情的要素の強化

物語に視覚的、感情的な要素を加えることで、より強い印象を与え、記憶に残りやすくします。

4. 現代的な解釈の提供

古い神話を現代的な文脈に合わせて解釈し直します。これにより、古い物語が新しい意味を持ち、現代の聴衆にとって関連性が高まります。


実例

実際にミトロジーを活用した例として、マーケティングやブランディングが挙げられます。多くの企業は、製品やサービスを神話的な物語と結びつけることで、消費者の心に深く刻み込むことに成功しています。例えば、アップル社は「革新」というメッセージを、ギリシャ神話のプロメテウスの物語になぞらえて伝えています。プロメテウスが火を人間にもたらしたように、アップルは革新的な技術を人々に提供するというストーリーです。


結論

ミトロジーを活用することで、人々の心を動かし、行動を変えることが可能です。神話は、単なるエンターテイメントではなく、人々の行動や価値観に影響を与える強力なツールです。適切に活用すれば、社会的な変化を促すこともできるでしょう。


過去の有名経営者や有名スポーツ選手の生いたちや成功ストーリーも効果的です。


以下は、コンサルタントがクライアントに提供できる神話の例です。


 1. ヘラクレスの12の功業

目標達成のための努力と持続性の重要性を示す。

 2. イカロスの翼

高すぎる目標を設定するリスクと、バランスの取れたアプローチの必要性を教える。 

3. オデュッセウスの冒険

戦略的思考と適応性が成功への鍵であることを強調する。

 4. ミダス王の触れるもの全てを金に変える能力

貪欲の危険性と、物事の本質的価値を理解することの大切さを説く。

 5. パンドラの箱

好奇心がもたらす予期せぬ結果と、希望の力を示す。 


 これらは、クライアントが直面する様々なビジネス上の課題や決断に対して、深い洞察と教訓を提供することができます。各神話は、特定のビジネスの状況や目標に合わせてカスタマイズされ、クライアントが自身の重要な教訓を得ることができるようになっています。コンサルタントがクライアントとの信頼関係を築きます。


人見知り社長のビジネスコミュニティ活用作戦