研ぎ講習について | 包丁研ぎ師月山の包丁研ぎ磨ぎブログ

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人として包丁研ぎ師としての日常や発見、気づきなどを書いています。

目指すは包丁研ぎ世界一。みなさんに少しでも刃物に興味を持っていただければ幸いです。

高級鍛造刃物販売、修理研ぎをする三代目です!

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7月中にはブログを書かなければと考えていたのですが、結局時間が取れず8月になってしまいましたm(_ _ )m

さて今日はお知らせです。

研ぎ講習もすでに9月の予約が埋まってしまい、ご連絡をいただいた方にお断りをする状況となっており申し訳なく思っております。

以前から有料化を示唆しておりましたが、話し合いの末11月頃を目途に完全有料化をさせていただくことになりました。

本日より今までの講習の予約を終了させていただきますので、よろしくお願いいたします。



今後講習が有料となりますが、今までと同じ内容で料金が発生するのではなく、よりわかりやすく改善されたものにしたいと考えており、使用しているテキストを刷新し、全体の講習の流れも少し変えていきたいと思います。

特に料理人用の講習はよりグレードを上げたものにしたいと考えており、実際に切れ味による味の違いの体験や、場合によっては料理までしていただけるようにしたいと考えております。

しかしそのためにももう一つ課題があり、それをクリアするために時間がかかっておりました。

その課題が調理設備の導入です。



以前から庖丁の切れ味の研究をしてまいりましたが、より本格的にできるようにしっかりした設備の元、料理人との共同研究がしたいと思っていました。

ただ料理人の時間の問題もあり、なかなか進まない状況でした。

しかしこの度飲食店を経営するにあたり料理人の問題が解消されたため、料理をするスペースを作ることを決断しました。

当店の隣の部屋に業務用の調理機材を入れることで料理人がいつもと変わらない条件下で料理ができ、味を確かめ、また研究ができると考えております。

その内容を講習を受講される方々にも情報提供できればと思っております。

また某高校の子供たちの面倒を見始めて5年経つのですが、高校に通っている子達はもちろん、有名料亭で頑張っている子達が頻繁に当店に遊びに来てくれるため、自分たちの腕の見せ合いや情報交換の場としても活用してほしいと思っています。

私は料理人ではありませんが、料理人という職業は精神的にも体力的にも厳しい職業だと多くの方々から聞いて感じております。

皆の職場はどんなところなのか、どのような仕事を任されているのか、どのような苦労があるのか、今後どのようになりたいのか。

多くの料理人が情報を交換し、切磋琢磨できる新しい交流の場になることを期待しています。



新しい講習の準備を始めておりますが、また新しいことがいっぱいなのでとてもワクワクしております。

講義用のテキストも作るのに苦労はしますが、自分でも出来上がりが楽しみです。

またすべての準備ができ次第またご報告できればと思います。

今後さらに多くの方々と楽しく交流ができることを楽しみにしております。