中京大教授(=中京大スケート部 部長)の記事に呆れながらも、もうひとこと書いておく朝 | 見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

励まされ、受けとめられて、初めて人は、生きていけるのかな?

コメント、嬉しいです。
励まされないと、何もできない性質なので・・・・。
って、いきなり弱気?

フィギュアスケートの羽生結弦選手を応援しています。

苦しい程に結弦くんが好きな方、ようこそ!

明け方にUPした記事『男子SPガンディさん分析を受けて、日本選手にエールを送る!! 』を読んだ方が、

サンスポが載せたとんでもない記事を読もうと検索し、
その記事の参照数がカウントアップされるのは本意でないので、
この記事に全文を載せておきますね!!

お時間のない方のため、どのような記事なのか、ざっくり説明すると

宇野昌磨選手の所属する中京大スケート部の部長を務める湯浅景元教授(スポーツ科学部教授)の羽生選手へのメッセージを載せた記事です。

羽生選手へのメッセージは、次の4点。
①王者なら構成落とすな
②演技構成のレベルを落として勝とうというのは王者らしくない。4回転ジャンプは減らすな。
③羽生は演技後に苦しい顔を見せるが、体力が消耗しても笑顔を見せるのが、魅力的な「アートスポーツ」の在り方だ。



※あれれれれ・・・プルシェンコさん始め、五輪や世界選手権のメダリストたちが口を揃えて
「羽生選手の五輪連覇に4ルッツや4回5回の4回転は要らない。羽生選手が叩き出し、未だ誰にも破られていない世界最高得点は、サルコウとトウループで、最高の質に高めた演技によって成し遂げられたものだからだ」と主張しているのと、真っ向から対立するねえ。

室伏選手を育てたとおっしゃってますが、そもそも、ハンマー投げとフィギュアスケートでは、あまりにも競技のタイプが違い過ぎて、ハンマー投げで培ったセオリーがフィギュアスケートで生きると考えるのは、拙速過ぎ。

五輪金メダリストを二人も育てたブライアン・オーサー コーチに師事する羽生選手に、無謀な挑戦を煽るようなメッセージを送るとは、何をかいわんや。

つまりは、羽生選手が手堅いジャンプ構成で完璧な演技を作り上げてきたら、自分のところの選手には勝てる見込みが無くなるから、羽生選手を自滅に追い込むしかないと焦っているのではないかしらん。

そもそも、バランス系採点競技では、”五輪で構成を落として完璧さを重視して金メダル”というのは、当たり前の戦略であり、

体操の内村航平選手、フィギュアスケートの荒川静香さんが、実践してきたこと。そのことを知らないか、それとも、そういった日本人金メダリストもみんなまとめて「王者らしくない」と非難したいのか。

それとも、「どうせ、読者なんて、体操の内村航平選手やフィギュアスケートの荒川静香さんがどのような戦略で金メダルを勝ち取ったかなんて、知らないだろう」と高をくくっているのか。

どちらにしても、
『負傷からの復帰戦になる。回復の度合いによってできない技もあるだろう。だが、五輪に出場するからには全力で臨む責任がある。「オレに勝ってみろ」という心構えで、追う者の前に立ちはだかってもらいたい。』という部分に見られるような、無謀な精神論で五輪を戦うべきだと主張するあたりから、

スポーツ科学的に30年から40年くらい、遅れているんだろうなあという印象。中京大でスポーツ科学を学ぶ学生さんたちが気の毒になってきたよ。「怪我のために無理なことでも、スポーツマンなら挑戦しろ」と指導者から鼓舞されてるんだね、可哀想に。



なお、サンスポは、この記事をよっぽど羽生選手のファンに売り込みたいのか、
このようなうたい文句をつけて販売しているんです。

「4回転ジャンプに挑む羽生結弦選手。
サンスポでは彼のジャンプに焦点をあてます。ゆづくんファン必見です!

呆れて物もいえません。

sansupo hanbai
http://www.sanspo-eshop.com/product/3255/?platform=hootsuite


という訳で、
羽生選手に対して「演技構成のレベルを落として勝とうというのは王者らしくない。4回転ジャンプは減らしてほしくない。」と無謀な要求を述べた記事の全文を、

こちらでご紹介しますね。

なお、この記事では、中京大教授の記事を載せるための方便として載せたのでは?と思われる佐野さんのお名前を誤った記述で載せるという、非常に杜撰というか、「どんだけオマケ?!」的失礼感満載な記事であることも、一緒に書き添えておきます。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00000505-sanspo-spo
◆羽生の五輪連覇に4回転ルッツは必要?
1/25(木) 15:00配信
 【賛否両論/ザ・ミュージアム】 話題の事象について「賛成」「反対」の意見を戦わせる『賛否両論』。第4回は、右足首のけがから復帰を目指し、平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を狙う羽生結弦(23)=ANA=の「4回転ジャンプの必要性」を考える。トップ選手のジャンプを分析する中京大の湯浅景元教授(70)は高難度の演技構成を貫く姿勢を求め、1976年インスブルック五輪代表の佐野稔氏(62)はルッツの回避を進言した。

★湯浅教授、王者なら構成落とすな

 連覇を狙う羽生にとって、ライバルが追いつけないような演技をするのが役目になる。厳しいことを言うが、演技構成のレベルを落として勝とうというのは王者らしくない。4回転ジャンプは減らしてほしくない。

 負傷からの復帰戦になる。回復の度合いによってできない技もあるだろう。だが、五輪に出場するからには全力で臨む責任がある。「オレに勝ってみろ」という心構えで、追う者の前に立ちはだかってもらいたい。

 私は、2004年アテネ五輪の陸上男子ハンマー投げで金メダルを獲得した室伏広治(現20年東京五輪・パラリンピック組織委員会スポーツディレクター)の指導に携わった。彼は、かつて20連覇を飾った16年の日本選手権で12位に沈み引退を表明した。確かに衰えはあったが、晩年のトレーニングも全力だった。手を抜くようなことは絶対にしない。だからこそ、室伏に勝った者の喜びはひとしおだったはずだ。

 仙台市出身の羽生は東日本大震災を乗り越えて努力を積み重ねてきた。彼は演技が終わると苦しい顔を見せる。死力を尽くしたのだと自然と分かる。かつてジャンプの分析を担当した10年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央(17年に現役引退)は、演技後も笑顔を貫いたが、あれが一番つらかったと言っていた。体力の激しい消耗と戦いながら優雅な舞いを競うのが「アートスポーツ」の魅力の一つなのだ。

 選手によくかける言葉がある。「相手に勝とうと思うな。失敗をするな」。それがフィギュアで勝つ秘訣(ひけつ)。理屈だけを語れば、他の選手が失敗し、自分がミスをしなければ勝てる。羽生にとって、極力4回転を回避するのも選択肢なのかもしれないが、王者としてできる限りの演技を追求してもらいたい。(中京大教授)

★佐野実氏、ジャンプの種類より質の追求を

 羽生に4回転ルッツは必要ない。2015年のグランプリ(GP)ファイナルで、ショートプログラム(SP)とフリーの合計で世界歴代最高の330・43点をたたき出した。その際、フリーで跳んだ4回転ジャンプはサルコーとトーループの2種類3本。一方で今季は4種類5本を模索し、新たに習得した高難度のルッツがけがへとつながった。

 前人未到の高得点をマークした3年前より跳べるジャンプは増えていても、得点は塗り替えられていない。今季のフリー使用曲は世界歴代最高を出したときと同じ和風プログラムの「SEIMEI」。ジャンプの質を追求すれば、4回転はサルコーとトーループの2種類でも当時を上回る可能性はある。

 しかし、その構成で羽生の五輪連覇が安泰かといえば決してそうではない。1月の全米選手権を制して平昌切符を得たライバルのネーサン・チェン(18)は大台の300点超えとなる315・23点をマーク。5種類の4回転ジャンプを跳ぶ難敵だ。羽生が勝つにはサルコーとトーループの2種類では不安が残る。右足首の回復具合にもよるが、ループも入れたいところ。フリーでは4、5本の4回転が必要になるだろう。

 羽生の直近の実戦である昨年10月のロシア杯のフリーでは、基礎点が1・1倍の演技後半に3本の4回転ジャンプを跳ぶプランだった。復帰戦となる五輪では後半にジャンプを集めて得点を稼ぐより、成功率を重視すべきだ。

 私は現役時代、けがを負って演技の難度を落とした経験がある。1975年の世界選手権(米・コロラドスプリングス)。大会の5日前に3回転ルッツの着氷に失敗し右足首を捻挫した。翌年のインスブルック五輪の出場枠が懸かっていた。足首が曲がらないほどのテーピングを施し、痛み止めを服用して強行出場した。同じ種類の3回転以上のジャンプを組み込むのは2度までに限られる現行のルールがない時代。負担の少ないトーループを何本も跳んだ。

 けがのトラウマがあり、3回転ルッツの感覚を取り戻せたのは負傷から10カ月も後だった。だが、その世界選手権で日本男子の代表2枠の確保に貢献できた。難度を下げた選択に後悔はない。

 果敢に挑戦する羽生の性格を考えると、演技構成のレベルを落とすのは嫌かもしれない。だが、五輪で勝つためには必要な道。今できる一番の形を探ってほしい。(1976年インスブルック五輪代表)

■湯浅 景元(ゆあさ・かげもと)

 1947(昭和22)年4月21日生まれ、70歳。名古屋市出身。中京大卒。東京教育大大学院体育学研究科修士課程修了後、東京医科大で学ぶ。専攻はスポーツ科学、コーチング論、バイオメカニクスなど。陸上男子ハンマー投げの室伏広治やフィギュアスケート男子の小塚崇彦らの指導に携わった。

■佐野 実(さの・みのる) 1955(昭和30)年6月3日生まれ、62歳。山梨県出身。日大卒。76年インスブルック五輪代表。77年世界選手権で日本選手初の表彰台となる銅メダルを獲得。全日本選手権には9度出場し、72年から5連覇。77年に現役引退後は、解説者の傍ら明治神宮外苑のアイススケート場でヘッドコーチを務める。



参考:宇野昌磨選手が所属する中京大スケート部のHP
http://club.chukyo-u.ac.jp/club/?id=069
部長  湯浅 景元  スポーツ科学部教授 
監督  林田 健二  スポーツ振興部
中京大スケート部



ところで、中京大の湯浅教授は、ご自分のスケート部に所属する宇野選手が、今、開催されている四大陸で、自分ができる最高のレベルよりも、ジャンプ数も構成も、ずいぶんと下げたもので戦うことにしたという報道をご存じなのかしら?

それとも、今頃大慌てで、
「王者に追いつきたいのなら、跳べるジャンプは全て跳ぶべきだ」とハッパをかけてらっしゃるのかしら?


ハッパのかけかたについてなど、外野が何か言うべきものでもありませんが、

どうか、選手が怪我だけは、しませんように。

尤も、あまり高くまで跳びあがらないジャンプであれば、
着氷のエネルギーも普通の4回転より少ないから怪我もしにくいから、大丈夫なのかもね。

でも・・・、
せっかく、あんなにも見る人を惹き込む顔の表情や上半身の動かし方ができるのだから、ジャンプやスケ―ティングを磨き、スピンのトラベリングを防ぐような技術を身に付ければ鬼に金棒なのにねと、もどかしい気持ちでいっぱいの今日この頃。

若いんだから、ガンバ!!!!




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最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
お写真、お借りしました。感謝と共にUPします。

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