改・連休終わる | 月のベンチ

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両親の闘病記

ようやく、年末年始が終わる。

医療機関も、介護事業所も、通常に戻る。

この連休中、母は入浴が出来なかった。

他の祝日は入浴できるけれど、お正月休みは人手不足で。。。


出来る範囲で清拭はしているものの、

やはりさっぱりするには入浴しかない。



心配だったカニューレ交換は、昨年の大出血事件があったので、

年末に当直医が交換してくれた。


大出血------とは、交換が二週間以上開いたため、

肉芽がカニューレにはり付いて、抜くときに多量の出血となったのだ。


カニューレ関係では、冷汗をかいたことが二度ほど。

一度は大出血事件。

そして、もうひとつ。

気管狭窄が明確になった事件----

カニューレ交換時、抜けなくなり、

抜けたと思ったら今度はどうしても挿入できなくなった事が。

当時、母はカフ付カニューレを使用していた。

(カフとは、気管内で風船状にふくらませ、肺への分泌物落下を避けるためのもの)


ふつうは、こんな事態も想定して、もう一つワンサイズ小さな物を用意しておく。

ところがカニューレ本体ではなく、カフが邪魔をして挿入できないのだ。


看護師さんたちが走り回り、

廊下にはああしろ、こうしろという声が飛び交った。

私は、他の看護師さんに「大丈夫だからね」となぐさめられながら

廊下で待機しているしかなかった。

カニューレが装着できないと、呼吸に支障がでるからだ。

結局、カフなしのカニューレを急遽挿入した。



これを機に、昨年、気管狭窄治療のための転院をすることになった。


自分でも他の医療機関や医師、経験者数人に相談してみたけれど、

治療法はほとんどなく、対症療法が主流だった。

相談した人すべてが、手術は難しいという回答だった。


某大学病院の医師と母の担当医、それから某団体代表の方の話。

チームバチスタではないけれど、

その道のエキスパートがチームを組んで手術に臨む----

そのくらいの難しさだと言っていた。


そういうわけで、母も対症療法を選択せざるを得なかった。。。





話が逸れた。


とにもかくにも連休終了。


お疲れ様でした。