今日の母の筋緊張が並みではなかった。
昼過ぎのベッドのギャッジアップまでは順調だったのに。
その後は身体全体がほんとうに鉄板みたいにかたく、正直へこむ。。
背抜きのための手すら入らない。
それだけ全体に力が入っている。
母の腕や足もぷるぷる震える。
力がめいっぱい入ると、もはや一人では動かしようがなくなる。
元々私より10kg重い。
弛緩状態なら何とかなるのに。
リハビリ、マッサージ、体交をして、食いしばりの状態を見ながら口腔ケアをする。
経管栄養中、険しい顔がよけいにひどくなり、滴下中も妙な音を発するので気が休まらない。
(シャックリや咽せる前兆音、その他いろいろ)
筋肉の収縮がひどいと右太腿全面の筋肉が縮み、膝が引き上がり、足の上げ下げを繰り返す。
たぶん実際見ないとよくわからないかもしれないけれど、そばで見ているのも辛くなるし、以前、あまりの繰り返しに母の膝をペシャっと叩いたことがある。
母が悪いわけではなく、母こそが苦しいのに、だ。
一旦緊張が極限に高くなると、もうそれが少しでもおさまるのを待つしかない。
『押しても引いても』ダメだ。
ほんとうに、ちょっとでも触ると緊張が高くなるのだ…
それでも、やることはやらなければならない。
YouTubeで曲を検索していたら、70、80年代アイドルに行き着いた。
その中に、不思議と聴き入った曲があった。
歌はあまり上手くないし、歌詞も平凡なんだけれど、何だか今の心境のツボにはまった。
声質や歌い方が、ふんわりとしていて、ちょっと癒された。
(私だけだと思うので、貼り付けはしないです)
『水色の恋』 天地真理
あの人にさよなら 言わなかったの
さよならはお別れの言葉だから
あなたの姿
あなたの声が
いつまでも私の想い出に
そういえば、小学三年のとき
引っ越してしまった幼なじみが
‘真理’ちゃんだったなあ。。。