母のケアをしていると、いつもフラッシュバックのように過去の場面が浮かぶ。
それはケアの内容によって、決まった場面だった。
母とはまったく関係のない場面。
友人。
仕事。
婚約者。
趣味。
ショッピング。
旅行。
着飾ること。
捨てたくて捨てたわけじゃなく、
いつの間にか、そうなっていった。
でも、一番、なくそうとしてなくなったわけではないものは、物事を楽しいと思う心だった。
勘違いされることが多いのが、故意に楽しまないようにしているとか、ガマンしているとか、思われること。
全然わかってない。
全然わかってないよね‥
幸福を感じるのは、決して努力だけではできないよ。
『能力』や『環境』が必要なこともあるんだよ。