七年目 | 月のベンチ

月のベンチ

両親の闘病記

母が発症してから昨日で丸六年。
七年目に入った。

四年余り、毎日のように病院に通った日々。
乗り換え駅。
ひと気のないバス停。
途中のパン屋。
真っ暗闇の林道。
なぜか毎日カーネーションの特売の花屋。
大雪。
台風。
入院していた幾つもの病院、そこまでの徒歩での風景。

在宅になってから、なぜか懐かしく感じる。





昨日は朝から母の訪問介護に続き父親の訪問看護、次に母の訪問看護、合間に母のお昼を挟んで医療危惧消毒後すぐに父親の訪問歯科、バタバタと一階と二階を行ったり来たり。
すぐに母の訪問介護。
父親の夕食のお世話をしてまたバタバタと片づけてすぐに母の訪問介護。

終了後もいろいろ片づけてから猫の薬。

バッタリ倒れ込んでまた吸引、体交、吸引体交‥

そんな毎日。

来週の訪問歯科で父親は嚥下の検査。
味覚は戻らなくても、何とかまだ食べられるように努力しないと。
トロミもいやがり、口腔ケアも私が付きっきりというわけにも行かない。
週一で嚥下に詳しい歯科医がはいる。


どちらかに付きっきりになれれば‥
どちらも手抜きになってしまう。