だんだんと思い出すのは時間が経つに連れて、思い出すのは、父の癌発覚前のこと。ひどいことも言い、本来妻や娘がやるべきこともせず、母の介護ばかりに全神経を向けていた。いなくなったという事実より、何もしてあげなかった年月、痩せたことさえ気づかなかった、後悔というには、あまりに重い‥さびしいというより、自分がしてきたことの重さに押し潰されそうになる。思い出すのは、穏やかに暮らしたあの5ヶ月ではなく、、、