100歳以上の所在不明者のことに続いて、NHKで取り上げられた、日野原重明さんという人。
98歳の現役内科医。
この方は、アメリカの絵本、「葉っぱのフレディ」を読んで感銘を受け、自分が主催でミュージカルを行っているという。
「葉っぱのフレディ」は、私は知らなかったけど、フレディという若葉が、まわりの葉っぱがみんな枯れていく姿を見て、自分にも訪れる死を恐れる、という絵本。
番組中で流れる、ミュージカルのちょっとしたシーンだけで、なんか、感動してしまう。
演技力がすばらしい。
日野原さんは、歳をとるたびに、死への恐怖は増して行ったという。
・・・少し、意外だった。
お年寄りって、歳をとるほどに、死への抵抗感ってなくなるものかと思っていた。
(人によるだろうけど)
日野原さんは、ミュージカルに、原作にはない老いた医師を登場させ、自分の気持ちを代弁させた。
「死を恐れることについて考えるな。感じるのだ。そうすると、今生きていることが、楽しくなってきて、死を怖いとは思わなくなる」
というようなセリフがあった。
限りあるいのちを、どう使うか。
破滅に向かって・・・・・・。
ついにこのほど、海外公演を敢行するらしい。
ニューヨーク。
戦争をやめないアメリカに、いのちの尊さを訴えたい、という思いで、彼はオバマ大統領に手紙を出した。
人のいのちを奪うことのないように・・・と、彼は、子供たちに言い聞かせている。
明日は、広島の原爆の日。
・・・このミュージカル、観てみたいなぁ・・・。