私はひねくれた妊婦です。

以下に該当するかたはこの記事を読んで不快な思いをされるかもしれませんので、ご注意ください。


★不妊治療中、妊活中の方

★ハッピーマタニティーライフ中♪な方

★出産、母親になることは素晴らしいこと!と思う方

★出産の痛みなんてすぐ忘れるよ!と思う方

★子供大好き!赤ちゃんのためと思えば頑張れるよ!と思う方


すみません。


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今現在、今までで一番出産に対して前向きになっているので、
ひねくれ妊婦ブログはできるだけ今日で最後にしたいと思います…たぶん…たぶん…汗

前向きになってるなら、わざわざ古傷を蒸し返すようなことしなくてもいいのでは?
とも思いますが、苦しんでいた自分を否定したくないし、無かったことにしたくないし、
書くことで完全に吹っ切れる気がするからです。

ものすごく混沌としているので、なかなか腰が重いのですが、
早く全部吐き出してスッキリしたい!!!!




子供が欲しくなかった理由。


「子供が嫌い」と叫びたい!の記事と類似してますが、書きたいと思います。


理由は以下のとおり。

【1】出産の痛みが怖いから
【2】結婚願望がなかった
【3】子供ができると夫婦仲は悪化しやすいから
【4】自由で身軽な自分を捨てきれない



まず、

1】出産の痛みが怖いから

これについては、「無痛分娩への思い」の記事で書きつくしたので、気が済んだ。



【2】結婚願望がなかった

まず、自分の両親が夫婦喧嘩が絶えず、父親が母親に暴力をふるったりしていたので、
そもそも結婚願望の無い冷めた子供でした。
きょうだいの一番上だったのでとばっちりを受けやすく、祖母からも母親の悪口をいつも聞かされ、「おまえは母親に似てる」と理不尽に怒られたりしていた。
しかも、私が1歳1ヶ月の時に妹ができ、2歳11ヵ月の時に弟ができたので、親への甘え方も知らない子供だったと思います。

こんなことブログに書くもんじゃないけど、20代前半につきあってた人は、妻子のある人でした。最低です。
いけないことだとはもちろん認識していましたが、当時男性経験のなかった私には刺激的で。
その人とは職場で知り合い、仕事が忙しいのを理由に家に帰らず、奥さんは子供を産んだばかりでしょっちゅう実家に帰ってる感じで、奥さんに相手にされない…奥さんからしてみれば旦那は育児に協力してくれない…という、今思うと典型的な産後クライシスだったんだと思います。
そういう男性は職場で浮気する、ということを学び、余計に結婚願望は失せて行った感じです。



【3】子供ができると夫婦仲は悪化しやすいから

20代後半になると、まわりでも結婚する友達が増え、結婚式に出席したりして、本来あるべき、「結婚は幸せ」という感覚を理解しはじめる。
そして何よりも、友達の少なかった私は、毎日の寂しさから、彼氏欲しい欲求が爆発。
誰かの愛情にすがりついていたくてしかたがなかった。
いつからか、結婚に憧れも抱くようになる。今まで不幸な恋愛が多かったから、まわりに祝福されてみたかった。

しかし、出産した友達と会うとかならず出てくる、夫や姑の悪口。
こんな風に愛し合えなくなるなら、子供はいらないと思った。
私の経験上、子供がいない夫婦のほうが仲が良いことが多いという感じもした。

昨今、ドラマ『残念な夫』が象徴するように、子供ができると夫婦仲に溝ができるということを、私は早くから知っていたのです。
女は子供を産むと母親になるけど、男は男のまま。
女は子供を産むと変わりすぎるし、男は変わらなすぎる。
(幸い、この思いは夫も共通して持っている。結婚して子供産んだら私が変わってしまうのを恐れていたらしい)

もともと私が結婚したいと思うようになった理由は、子供が欲しいからなんて理由ではなく、
心の平穏が欲しいから。
誰かと愛し合って、つながっていたいという安心感が欲しいから。
だから子供は必要ない。そう思っていた。



【4】自由で身軽な自分を捨てきれない

結婚した友達がつきあいが悪くなるのが本当に理解できなかった。
結婚しても、子供がいないうちは、独身で彼氏がいる子と同じだと思っていた。
ただの食事なら確かに独身の友達と変わらないんだけど、ライブや旅行になると必ず「旦那に聞いてから」となる。
自分が結婚したらこの気持ちはわかったんだけどね…。

幸い、私の夫は、私の自由を尊重してくれる人なので、そのあたりは助かってます。すごく。
でもやっぱり専業主婦で養ってもらってるので、家事(育児)を中断して遊びに行くことは、夫に許可をもらうのは当然なのかなぁと今は思います。

共働きなら絶対に家事分担にしていたと思うけど、その場合でも、遊びに行く=共同生活に支障をきたすということなので、相手に確認をとるのは当然と思うようにはなりました。
まぁ私の場合、「行って来ていい?」じゃなく、「行くからね」という感じの報告式だけどw

子供を持つと、成長の喜びもあると思いますが、心配事も増えます。
学校でいじめられたらどうしよう、とか、教育や学費とか、
何よりも、子供が殺された悲惨なニュースを見ると、子供を持つこと自体怖くなる。
そんなことまで考えてました。
今でも時々思います。明日夫が殺されたらどうしようと…。

私にはライブという趣味があったし、お酒も好きだし、そもそも子供が嫌いなので、
子供のために自分の体や時間を犠牲にするのは私にはリスクが高すぎたのです。
ただの甘えなのかもしれませんが…。




なのになぜ妊娠したか?


一番は、姪っ子の誕生が大きかったと思う。
7年前のことですが、妹が出産して里帰りをし、当時仕事を辞めたばかりで私も実家にいたので、妹や母と一緒に、姪の世話をしていて、赤ちゃんの可愛さを知りました。

里帰りが終わって帰ってしまう時は本当の泣きそうになるくらい寂しかった。
それからも、妹が帰省するたびに可愛くてしかたなくて。
姪は、私の嫌いな子供の特徴である、うるさい、走り回る、奇声を発する、ワガママという要素のほとんど無い子だったので。
身内の子はかわいいって本当だなーと。

それからは、こんな感じ・・。


自分の赤ちゃんって、どんな感じだろう…?
このまま一生子供いなくて本当にいいのかな…
 ↓
子供欲しいとあんまり思わないけど、
まぁ結婚相手が望むのなら、産んでもいいかなぁ…
40歳や50歳になってから、産んでおけばよかったと思うかもしれないしなぁ…
 ↓
でも出産の痛みを味わうのはゴメンなので
やっぱり無理だな。私には産めない。
 ↓
なになに?無痛分娩?これなら私でも大丈夫そうじゃん♪
 ↓
結婚が決まり、5ヵ月後のハネムーンまでは避妊続行
 ↓
ハネムーンから避妊解禁!ちょっとうかれてたと思います。
本当はあと1~2年新婚生活を楽しんでからが良かったけど、
年齢もぎりぎりだし、避妊解禁したからってすぐ妊娠するわけじゃないだろうし、
自然に任せながら子供のことはゆっくり考えよう。
できたとしても無痛分娩があるさ!
 ↓
帰国して1ヶ月ちょっとし、妊娠発覚!えっもう??(汗)
 ↓
え・・・?無痛分娩ってどこの病院でもやってるんじゃないの?(絶望)



という感じ。

子供が欲しいというよりは、赤ちゃんが欲しいという感情のほうが大きかった。
悪い表現をすると、ペット感覚です。
ずーっと赤ちゃんならいいのにとさえ思う。



こんな自分が妊娠するなんて本当に思わなかった。
いまだに信じられない。


あー、動いてる~。