痴漢に遭った①
痴漢を捕まえた②
つづきです。
痴漢を改札口まで連れて行き、駅員さんがすぐに応援二人を呼んでくれました。
「どうしますか? 上に交番があるのでそっちへ行きますか?」
と言われたので、地上にある交番まで犯人を羽交い締めにして連行しました。
ここでポイント
現在は指紋・DNA採取など証拠を押さえることが出来るので、警察官に伝えましょう。触られた場所を保護する方法を教えてくれます。詳しくは加害者に悪知恵をつけないためにもここには書きません。
着いて早々、警察官に言われたのが、
「被害届を出すなら、今日の終電時間を調べておいた方がいいですよ」
は?
ですよ。
そのとき、時間は19時過ぎくらいでした。
「そんなに時間がかかるんですか?」
「調書作成、現場再現、被害届の提出があるので、かなり時間がかかりますよ。今日中に終わらない場合があるので、そのときは改めて来て貰うことになります」
これこれ!
この昭和ルールのままのアップデートされていない日本のお役所仕事!
こういうところにわずらわしさを感じさせるのです。まるで被害者に「じゃもういいです」と言わせたいとばかり悪しきルール。被害に遭って気持ち悪い思いをし、早く帰りたいのに時間を奪われ、
痴漢ってほんとに
ほんとに大迷惑!!!
でも、私は引き下がりません。
「どれだけ時間がかかっても構いません。被害届を出します」
交番では現場再現に使う道具がないとのことで、すぐ近くにある警察署へ移動することになりました。パトカーが来るまでの間、狭い交番で仕切りがあったとはいえ、犯人のいいわけが筒抜けでした。
「わざとじゃない!電車がすごく混んでいたから。揺れてちょっと当たっただけ!!」
ざけんな
さっきは、あんなにごめんなさいもうしません二度としませんとドブネズミみたいな顔で謝っていたのに。いけしゃあしゃあと自分は悪くないと主張している。だから許しちゃだめなんだよ。
ここでポイント
捕まえた瞬間、写真かビデオを回すべき!
犯人の言動、周りの状況など、証拠を押さえておいた方がいい。もちろん、相手が逆上することもあるかもだが、逃げられたとしてもその画像が動かぬ証拠になる!!
私が被害に遭わなければ、違う被害者が出ていた。私が犯人を捕まえなければ、犯人は痴漢をやめなかった。一度、捕まった痴漢犯の再犯は少ないといいます。一人でも被害者を減らすために。
犯人には罪を償って貰う!
つづく