第2021回  LED方向幕を攻略せよ ! ④ | ちょっと上を行く鉄道写真を撮る方法

ちょっと上を行く鉄道写真を撮る方法

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【失敗しない鉄道写真伝道師】うわじま6号です






1/60秒では列車がブレてしまいます・・・





これまでの検証では

LED方向幕の文字を飛ばすことなく

鮮明に撮影するためには

LED方向幕の種類によりマチマチですが

シャッター速度を概ね1/60~1/125秒あたりに設定すると

ほぼクリアに映ることが確認できました





しかし1/60~1/125秒では

高速で走行する列車を

キッチリ止めて撮影することが難しく

現に ↑ の100㌔以上で走る阪急1000系特急は

LED方向幕の文字は飛んでいないものの

列車そのものが被写体ブレを起こしてしまい

これではまったく意味がありませんから

もう少し工夫が必要になります






同じ1/60秒でも流し撮りならバッチリ決まります !





LED方向幕の文字を飛ばすことなく

1/60~1/125秒あたりのシャッター速度で

高速で走る列車を止めて写すことはできるのか・・・?



この相反する撮影条件で

答えはイエスと証明した作例が

↑ の流し撮りです





流し撮りは背景を流して

メインの被写体を止めて写す

撮り鉄にも必須のテクニックですが

ある程度の経験は必要ではあるものの

1/60~1/125秒あたりであれば

成功率も比較的高いですから

LED方向幕の撮影方法としては

かなり使えるといえますね






アウトカーブなら1/250秒でもご覧の通り・・・





LED方向幕の種類によっては

1/250秒でもOKの列車もあり

その場合は ↑ のようにアウトカーブがオススメで

さらに100㌔以上で走る列車でも

被写体ブレの確率は低いので

アウトカーブは好都合です





LED方向幕を搭載した車両は

今後も増加する一途と思われ

撮り鉄としては悩ましい限りですが

LED方向幕の特性を充分理解して

それを克服することもまた撮り鉄の醍醐味

LED方向幕を搭載した列車の攻略方法として

ご参考になれば幸いです





最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

【失敗しない鉄道写真伝道師】 うわじま6号