いつ頃からだっけ?
町医者システムになったの。
大きな病院へは町医者の紹介がないと、数千円余計に取られるんだよね。
大病院の混雑を解消するためで、軽症患者や処方箋のみの患者を町医者に託したシステム。
私が住む町では、このシステムがまったく上手くいっていない。
町医者止まりで、結局お金だけ取られる。
どういうことかというと……。
まず小さな病院を受診するでしょ。
風邪とか腹痛とかメバチコとか外耳炎とか、その程度なら良いんですよ。
ある程度治療してもらって薬処方してもらえば治るんです。
でも「なんか変!」って時に病院へかかるとき、町医者じゃ頼りにならない。
診断はされないし、挙句「治療法はない」と言われる。
治療法がないわけない。
なぜ、“自分には”治療できないと言えないのだろうか。
「治療法がない」という言葉は患者を不安にさせる。
医者が言うべき言葉ではない。
可能性を考え考えが及ばないのであれば他の医者の知識を借りるべき、そうは思わないだろうか。
というか、町医者でできない治療を大病院が引き受けるというのが今のシステムなんじゃなかったっけ?
紹介しろよ!!
こちらから紹介して欲しいというと「行っても無駄だと思うよ~」とか、自分の勉強不足っぷりを晒してくれる。
最近も弟が目の痛みを訴えて眼医者に掛った時、このような状況になった。
目に取れないゴミ(傷か?)があった。
ゴミならば洗浄すれば取れるだろうと眼医者に行ったのだけど、傷だということが分かった。
ま、分かっただけで良かったんだけど「治療法はない」と言われて返ってきた。
「俺、失明せんかな?」と不安になっていた。
可能性でしかないけど素人でもいろいろ治療法って考えつくよね、普通。
その可能性を確かめるために大きな病院で診てもらうのが普通の展開であり、それでも治療できない時に「治療法はない」という言葉が使われるんじゃないの?
決して町医者が使う言葉ではないと思う。
ネットで調べるとやっぱりゴロゴロと治療法が見つかる。
とりあえず近くの大病院で目の神経治療を研究している医者がいて、多くの手術症例もあったのでそこへ行かせた。
仮に治療法がなかったとしても、神経レベルで痛みの軽減ができると思ったからだ。
でもそんな心配ご無用だった。
素人でも一番最初に思いつく一番簡単なレーザー治療で、たった数分、弟の目は治った。
ゴミのように見えた傷は、傷ではなく傷がカサブタになったものだった。
痛みは、そのカサブタが瞼に触れることで起こっていた。
カサブタさえ削り落せば治るというわけ。
簡単と言われている視力回復手術よりも更に簡単である。
ま、他人事だから簡単と言えるんだけどね。
本人は目に麻酔の目薬さされて麻痺していく感覚を味わい、レーザーされたわけで家に帰ってからもかなりビビってた。
私も実際怖いから視力回復手術なんて何かなければ受けられない(笑)
結局弟は町医者の紹介なくレーザー治療をしたので、高い診察代を取られた。
町医者紹介システムなんてあってないようなもので、納得のいかない診察料をガッポリ取られているだけだ。
+αの診察料をとるために敢えて紹介しないのかと疑ってしまうほどシステムがうまく動いていない。
こんなんだったら始めから大きい病院で診てもらいたいよね。
町医者なんてさ、処方箋もらうだけで薬局と変わらない気がする。
大病院の混雑解消には町医者は必要なんだろうけど、患者の立場からすると町医者いらないよ!
もっと頼りになる町医者なら話はべつだけどさ。