最近のひいろさんは、歩くのがとにかく楽しいようです。

歩くと言っても、まだ掴まり歩きですが。


公園に遊びに行った時は、満面の笑みでベビーカーを押して歩き回っていました。

結構広い公園なので、どこまでもどこまでも突き進んでいきます。

 

芝生の上だと転んでもケガすることはないので、安心して見ていられて良いですね。



家の中でも、何でも手を伸ばして掴んで立って、開けたり閉めたり、引きずり降ろして投げ飛ばしたりします。

なかなかじっとしていられなくて、オムツを代えようとしても暴れますし、離乳食も集中力が切れてくると動き回ってしまってなかなか進みません。

まだ1歳を迎える前ですし、まだ叱っても仕方がないよなぁと思って気長にやってはいるのですが。

皆さま、何かアドバイスいただけたらありがたいです。

BESSとの紛争話はいったん置いておいて、今回の建築トラブルを踏まえて

『ここ、気を付けた方が良いですよ』

というお話をしようと思います。


このブログを読んでいる方々の中には、マイホーム建築を検討中の方もいらっしゃると思います。

元々は、そういう方々への注意喚起やご参考として、というのも紛争の話を書き始めた目的の一部だったのですが、書いた記事を自ら読み返すと、どうにもボリューミーで

『結局、何をどう気を付けたら良いのか分かりにくいなぁ』

と思いましたので、『どこをどうしておけば良かったか』という部分に絞ってまとめてみようと考えた次第です。


それに、紛争みたいにどろどろした話ばっかり見ていると暗い気持ちになってしまうでしょうし、私も『愚痴や誹謗中傷みたいな記事ばっか書いてるネクラな奴』って思われちゃうのも心外です。

逆に『いや、紛争の話にこそ、興味がある』って方もいるかもしれませんが、そもそも紛争の方はBESSパートナーズの回答待ちの状態ですから、それはちょっと待っておいてください。



前置きが長くなりましたが、本題です。

まず、ざっくりとマイホーム建築のフローを書くと、こんな感じです。
 



前提として『土地持ちか、そうではないか』という条件がありますが、土地持ちではない場合、こんなフローになると思います。

土地持ちの場合は、土地選定・購入のプロセスは無いと思いますので、そこは除外したフローでお考えください。


このフローで見ていくと、今回のトラブルを踏まえて気を付けて欲しいポイントは2つあります。

一つ目は『土地調査』で、二つ目は『建築契約』です。


①土地調査
建築計画に着手する段階で、

『どんな家を建てたいか』      →モデル選び
『どんな場所に家を建てたいか』→土地選び

がありますが、この二つは並行して進めることになると思います。

ハウスメーカーであれば、だいたいどこも土地選びを一緒にやってくれると思いますし、希望の土地が見つかれば、調査もハウスメーカーがしてくれるはずです。

重要なのは、ここで『何をどう調査したの?』ということです。

調査は以下のような内容があると思います。

(1)建築物に対して、敷地の広さが十分か
(2)土地改良の要・不要
(3)ライフラインがどうなるか

このうち、(2)と(3)については、そこで発生する費用の概算も出ると思いますので、それを踏まえてその土地を選ぶかどうか、の判断になります。

(2)については擁壁を設けたり整形したり、地盤改良が必要だったり、などで変わりますし
(3)については上水をどこから引き込むか、下水をどう処理するか、電気は?ガスは?などがあると思います。

それらについてハウスメーカーは結果を提示してくれると思いますが、どう調査したのか、とりわけ『何を基準に』調査したのか、までは説明しないのではないかと思います。

ちなみに、BESSはそうでした。

ですが、それ自体はおかしなことではないと思います。

ぶっちゃけ、依頼する側としては『何を基準に調査したのか』なんて興味がないですし、そこは言うまでもなく必要十分な水準・基準でやってくれているものと考えるのが自然ですし、やってくれてないと困ります。

普通はそう考えると思うのですが、だからこそ、そこが落とし穴なのだと思います。

今回の建築トラブルがまさにそうで、BESS富士が『必要十分な水準・基準』の調査をやってくれてなかったが為に、私は困ったことになっているのです。


そんなの基準あるの?

ハウスメーカー次第なんじゃないの?

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。


紛争の記事の中で触れて来ましたが、排水に関して言えば『開発許可技術的指導基準』の中で触れられています。

この基準は、都市計画法に基づき国土交通省が告示している開発許可制度の運用にあたって、地方自治体が地方の特色に応じて定めている基準です。

ですので、地域によって多少の差異はあると思いますが、どの地域でも規定されているはずです。


これは行政が開発者に求めている基準なので、ハウスメーカーは少なくともこの基準を満たした調査をしてくれていると考えて良さそうなのですが、私が直面しているBESSの紛争のケースの様に、やってくれていない場合もあります。

ですから、ここはしっかり抑えておきたいポイントです。


具体的にどうするかというと、

「基準を満たしているのか確認する」

のが大事だと思います。


とは言っても、基準の内容は排水のみならず多岐に渡りますから、それを一つ一つ確認するのは手間ですし大変です。

更に、規定されている基準は『開発許可技術的指導基準』に限らず、調べればもっと色々あるかもしれません。

それら全てを確認するのは大変ですから、

「『開発許可技術的指導基準』って基準があると思うのですが、こういう行政が定めている基準等は、もちろん満たしてもらってますよね?」

みたいな感じで確認を取るのが良いと思います。


メーカー側は、

「やってません」

とは言えないでしょう。


やってなければ、やってもらいましょう。

もしも、後々になって基準に対して不足があって問題が生じたとしても、事前に確認をとっていれば

「あの時確認して、『やりました』って言いましたよね?」

という攻め方ができます。

その事実があれば、メーカーにより強く対応を迫ることができると思います。


普通の相手だったらそこまでしなくても過失を認めて対応してくれそうですが、BESS富士の事例の様に、居直ったり責任転嫁したりしてくるケースも実在します。

今回の件で無暗に人を信用し過ぎてはいけないと痛感した私は、上記の様に確認することを強くお勧めします。


ちなみに排水に関しては、幾つかの地方自治体の『開発許可技術的指導基準』を調べましたが、

「放流先の利水権者に関して調査」
「利水権者との協議」

について、表現に多少の差はあれど規定されています。

排水に関しては、選んだ土地が市街化調整区域であったり、下水道が整備されておらず浄化槽を設置して放流する場合は特に要注意ですが、この基準を満たしていればトラブルは避けられるはずです。


BESSは

「『田舎暮らし』や『のんびりライフ』は、BESSの得意分野です!」

と言っていましたし、イメージ的にもそんな印象は受けるのですが、蓋を開けてみたら、そういう分野でこそ重要と思われる調査が非常におそまつでしたから、イメージ先行や安易な信用で進めてしまうのはやっぱり危険です。

BESS富士は

「近隣住民の苦情は、予期できないものだった」

と言っていますが、行政が定めた基準を満たした調査をしていれば確実に分かっていたことで、トラブルは避けることができました。

この事例を踏まえても、調査において基準を満たしているかどうか、は重要です。



一つ目の『土地調査』は以上です。

思いのほか長くなってしまったので、二つ目の『建築契約』については別記事で触れたいと思います。

 

>>我が家のBESSとの紛争のお話はこちら

 

平日、私が仕事で疲れて帰宅すると、そこにはもっと疲れた顔の令子さんがいます。

子供がいくら可愛いと言っても、ずっと一緒にいて相手をしていたら、疲れて当然です。


私達は結婚を機に静岡に移住してきました。

両親や兄弟は遠くにいて、頼ることはできません。

子供を授かったのは移住してきてすぐのことだったので、近しい友人もあまりいません。

更にコロナ渦もあって人間関係の広がりもあまりないとなると、親の負担、とりわけ母親の負担は大きくなってしまいます。

令子さんは元来、生真面目で不器用な性格なこともあり、子供ペースに振り回されて悪戦苦闘している姿をずっと見てきました。


私は私なりに、仕事をしながら家事・育児をしています。

残業なしで帰宅できた時は離乳食を手伝って、一緒にお風呂に入れて、交代で寝かしつけをするのがルーティーンでした。

でも、私がトレーニングを再開してからというもの、令子さんは私の帰宅前に離乳食を終えて、お風呂も一人で入れて、

「寝かしつけは大丈夫」
「トレーニング行ってきてください」
「頑張ってください」

と言って送り出してくれます。

とてもとても、疲れた顔で。


私は、トレーニングを再開する時に、育児のルーティーンは基本的に崩さずにやることを伝えたのですが、生真面目で不器用な令子さんは、自分が負担を負ってでも進んで私がトレーニングをする時間を作ることに協力してくれます。

私はそんな令子さんに「申し訳ないなぁ」と思いながらトレーニングに励みつつ、できるだけ家事を進んでやることでサポートするよう努めています。



そんな訳で、今日は令子さんの育児オフ・デーです。

朝ご飯を終え、令子さんはお出かけして高草山へ向かいました。


私は日温さんを寝かしつけた後、筋トレしてこのブログを書いています。

天気が良いので起きたら公園に連れて行って遊びたいですが、それも日温さんのご機嫌次第ですね。

 

 

ブロッコリーが大好きです

いよいよ最終局面です。

BESSパートナーズの代表取締役に現状を訴え、対応を求めるのです。


手段は、弁護士さんからの書面による通告です。

今回の紛争について、契約、法令の側面から、BESS富士の対応に問題があることを書面でまとめてもらい、それを最後通告として送付します。


最後通告の書面作成は弁護士さんにお任せですが、弁護士さんからの提案で、最後通告の書面とは別に、施主からの陳情書を同封することにしました。

弁護士さん曰く、弁護士が作成する文書は形式的で無機質なものになりがちなので、直接的被害者である施主の血の通った生の声があった方が効果的だろう、ということでした。

弁護士さんからは、

「拙い文章で良い。主観的で構わないので、思うこと、感じたことを、素直に書いて欲しい。」

と言われ、私は陳情書をしたためました。


何をどう書こうか、書き出しはとても迷いました。

ですが、時間を遡り、時系列で事象を追っていくと、驚くほどすらすらと言葉を紡ぐことができました。

そしてそれと同時に、その時々の様々な想いが思い起こされました。


まだ身重だった妻と二人、BESSの展示場で子供を迎えた後の新しい生活を夢見てワクワクしていたこと。

胸をときめかせながら、土地を見て回ったこと。

間取りを考えたり、相談したりしながら、家が建つことを心待ちにしていたこと。

そして、思い描いていた明るい未来が突如暗転し、それから、その想いが少しずつ無残に踏みにじられていったこと。


悔しい。

なぜ、こんなことになってしまったのか。


胸の内は激しい感情が渦巻いていましたが、文章の上ではなるべく感情を剥き出しにしないよう努め、常識的で理性的な言葉を選びました。


一気に書き上げた文章を弁護士さんに見せると、弁護士さんは驚きの声と共に私の文章を褒めてくれました。

弁護士さんは私の陳情書の内容を受け、その一つ一つに契約や法令による裏付けをする形で最後通告書の原案をまとめてくれて、その原案を私と弁護士さんで繰り返し推敲を重ねて形にしました。

出来上がった通告書と陳情書の最終チェックをし、弁護士さんからBESSパートナーズの代表取締役宛に送付してもらいました。


こちらから提示した回答期限は1週間。

待っている今も、落ち着かない心境です。


こちらから送付した文書の内容は十分です。

常識的な相手であれば、常識的な回答が得られるならば、それなりの落としどころへ落ち着くはずですが、これまでのBESS側の対応を鑑みると『期待はできないだろうな』と思ってしまいます。


つい最近、私の職場の同僚でBESSで家を建てた人がいることが分かりました。

その人の場合、住み始めてすぐ、雨が降るたびに床下に水が溜まるという問題が起きてBESSに対応を依頼したのですが、BESSは

「外構工事のせいで、自分たちの責任ではない」

として、ろくに調査もしないまま、何も対応してくれなかったそうです。

不審に思った同僚は、自分で調査・検証し、基礎工事に問題があったことを突き止めたそうです。

再現実験もし、動画などで証拠もおさめ、それらの事実を突き付けて、やっとBESSは対応してくれたと言っていました。

そこまでに要した時間は、2年間。

聞くだけで嫌になる話ですが、そこにもまた、私達が直面しているこのケースと同じ雰囲気が感じられます。


気になって今更ながらにBESSに関するトラブル、苦情について調べてみたところ、多くの事例が見つかりました。

私のケースほど大きなトラブルではないにしても、工期の遅れや欠陥、アフターケアの悪さなどは数多く報告されています。

 

ただ、ミスは誰にでもあるものです。

ですから、ある程度そういった事例があってもおかしくないし仕方がないと思うのですが、気になるのは、それらの問題発覚後のBESSの対応です。

先の記事でBESSの社風、風土について少し触れましたが、私が感じていたBESSの体質的な部分に対するユーザー側のクレームは、他の事例でも共通するものでした。

一部の担当、一部の地域の営業所に限ったことではない、ということです。


となると、今回の企業のトップに宛てた訴えも、やっぱり同様にあしらわれる結果になってしまうのかな、と思ってしまうのです。


四の五の言っても、今はできることはありません。

とりあえず待ちます。

待って、相手の回答如何で、また次の対応を考えます。

 

>>前回の話

>>次の話

 

繰り返しになってしまいますが、『BESSユーザーお問い合わせ』はBESSのホームページに記載されている『BESSの家にお住まいの方、及びご契約の方の「BESSの家」に関する困りごと』を受け付ける窓口です。

この窓口には、まだ弁護士さんに協力を依頼する前、BESS富士とのやりとりが行き詰った際に一度問い合わせをしているのですが、再度、その後もBESS富士の対応に改善が見られず解決に至らない現状を訴えて、対応を求めようという作戦です。


この窓口がBESS富士へ積極的に働きかけてくれて状況が変わることはあまり期待できませんが、まずはこの窓口に話をして見ることで、BESS本体がどの様な対応をしてくるのか様子を伺うこともできるだろうと考えました。


窓口への問い合わせは、弁護士さんにお願いしました。

その結果は、ある程度予想はしていましたが、がっかりさせられるものでした。

簡単に言うと、『何もしない』という対応です。

話は聞くけれど、何もしない。

ああ、やっぱりな、とは思いましたが、とても落胆しました。


弁護士さんが話をすると、話を聞いて理解を示してはくれるのですが、

「こちらから書面を送りたい」
「BESS富士を動かして欲しい」

という話になると、

「それは対応できない」
「私には何もできない」
「そういうことはBESS富士と直接やってください」

となるのです。


何のための窓口?

『ご契約の方の「BESSの家」に関する困りごと』に対応するのが仕事なんじゃないの?

話を聞いてくれるだけなら、カウンセラーにお願いしに行くよ。


以前問い合わせた時の感触で、何となく分かっていました。

『BESSユーザーお問い合わせ』で対応してくれた人は、物腰は柔らかく、ユーザーに寄り添う姿勢で話を聞いてはくれますが、結局のところ何をしてくれるのかとなると、これといった対応をしてくれないのです。

これは、この窓口に限ったものではなく、BESS富士についても共通のものです。

社風、企業風土の様なものかもしれません。

うやうやしく話を聞き、こちらの話に同調し、柔らかく対応はしてくれるけれど、実効性のあることは何もしてくれないのです。

ユーザーは、BESSにそうして波風が立たない様にやり過ごされ続け、フェードアウトされ、最終的には泣き寝入りするしかなくなってしまうというパターンなのだと思います。


この窓口とやり取りをした弁護士さんは、「かなり腹が立った」と言っていました。

分かります。

本当に良く分かります。

誠意のない善意顔ほど腹が立つものも、そう無いでしょう。


弁護士さんの粘り強い対話の結果、『BESSユーザーお問い合わせ』で対応してくれた人は、しぶしぶ、

「BESSパートナーズの上層部へ話をしておく」

と約束してくれたそうです。


私は、全く期待はできないな、と思いました。

予想通り、その後BESS側からは全く音沙汰ありません。


私も弁護士さんも、きっとそうなるだろうと予期していました。

だから、次の手も考えて動いていました。

BESSパートナーズの代表取締役に、直接訴えるのです。

 

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