No.346 ハチ公?~実は2パターンある秋田犬切手 | 世界各地の犬 ~日めくり犬日記~

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これまでに出会った犬たちのスナップ写真を中心に、日替わりで世界各地の犬を御紹介します。あわせて、趣味の乗馬と、レゴも御紹介。

No.346 ハチ公?~実は2パターンある秋田犬切手


精悍な秋田犬がこちらを見つめています。


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いかにも日本犬なたたずまいですね。

さて、本日は秋田犬の切手の御紹介です。


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1953年に発行された秋田犬の切手の初日カバー(新しい切手が発行された当日の消印が押されたもの)です。

これを見る限り忠犬ハチ公がモデルになっていると思われがちですが、実際は「橘号」という雌の秋田犬がモデルだと言われています。
いずれにしろ、さすが日本が誇る秋田犬、凛々しい立ち姿、力強い巻き尾ですね!

実はこの切手、1953年の発行当時は、郵便の基本料金が封書10円、はがき5円だったため、使用頻度はあまり高くなかったそうです。郵便代に端数が生じた場合などに出番が限られていました。
しかし、1989年の消費税導入で郵便代金が62円になったことから一転して需要が増し、大活躍しました。


秋田犬切手、2002年に発売中止となるまで49年間にわたって同じデザインが使われ続けました。秋田犬が日本人に愛されている証拠とも言えるかもしれません。

ところで実はこの切手、2種類あります。

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左が1953年版、右は1989年以降に発行された2円切手です。右は「切手専門店マルメイト」のサイトからお借りしました。

先代との違い、分かりますか?
よく見ると、印刷の色が青くなり、「NIPPON」の国名表示が入っているのが分かります。 それに金額表示の書体も、より現代的になりました。
(切手の国名表示については、No.144の記事をご参照http://ameblo.jp/worlddog4848/entry-11235420999.html


消費税導入に伴い、青色申告を促したのかも知れませんね?


来年からは消費税が8%になるのでしょうか。またぞろ出番が来てしまうかもしれません。日本の財政事情は真っ赤、今度は赤色の秋田犬切手が発行されるかもしれませんね・・・

でもその1年後には10%に! 日本の財政同様、お役御免の危機の瀬戸際に立たされてしまいます。


日本財政への警鐘でしょうか?財政の番犬のように、秋田犬もさかんに吠えていました。
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(それとも、せっかく「アベノミクス」によって回復基調にある景気の腰折れをきたしかねない増税に反対する吠え声なのかな)