加圧トレーニング | 8歳児のリハビリ日記 ~片麻痺も失語症も吹っ飛ばせ!~

8歳児のリハビリ日記 ~片麻痺も失語症も吹っ飛ばせ!~

交通事故で「片麻痺」「失語症」「高次脳機能障害」を抱えた、子供のリハビリ日記です。親子で明るく笑顔で障害に立ち向かいます!16歳になりました!

前回の日記で頂いたコメントで「加圧トレーニング」の話題が出たんですが、以前から興味があったのでちょっと調べてみましたビックリマーク


知らない方もいると思いますので、「加圧トレーニング」について説明します。

例えば腕の筋肉をつけたい場合、腕の付け根を専用のバンドで締めて血流を制限します。(静脈側を強めに制限する)

そうすると腕に血液が沢山留まることになるので、普段は使わないような毛細血管にまで血が流れるようになります。

この状態でトレーニングをすると、軽いトレーニングでも金繊維を使う率が高くなるそうです。

さらに血流が制限された状態なので血液の中の酸素の量が足りなくなって、血液の中の乳酸濃度が高くなります。


例えばダンベルを何十回も上げ下げしていると腕がパンパンになったり、全力で走った後に足の筋肉がパンパンになったりすると思うのですが、その原因になる物質が乳酸です。

で、パンパンになった状態でベルトを外すと溜まっていた乳酸が体内に流れることで成長ホルモンが分泌される、と言う考え方が「加圧トレーニング」です。




もともとは筋肉を大きくしたいボディビルダーが考えたトレーニングらしいのですが、怪我や病気でハードなトレーニングが出来ない人が、足などの筋肉を着けたりするのにも利用されているそうです。

息子にも良いかもなぁと思ったんですが、息子の手足は筋肉が小さくて動かないわけではなくて、脳からの伝達が出来ていなくて動かないわけなので、筋肉だけ大きくしても意味が無いように思います。
寝たきりで足が細くなってしまった人や、腕を折って筋肉が落ちてしまった人などには凄く合っている気がします。

ただ危険性も指摘されているようで、血栓が出来たり内臓機能障害なども報告されているようです。
さっきネットで見て驚いたんですが、医師の7割が「薦めない」と回答しているそうです。

AskDoctors調べ(2011年) N= 100人(医師)



でも良い結果が出ている方もいらっしゃるようなので、興味のある方は調べてみて下さい。
リハビリと同じで、加圧トレーニング施設も色々な所があるみたいですので、ちゃんと医師の指導を受けてやっているところを探してやる方が良いかもしれませんね。