採点カラオケは最終的に声質勝負? | 精密採点DX&DAMとも録音♪を楽しむ

精密採点DX&DAMとも録音♪を楽しむ

第一興商の精密採点DXやDAM★とも録音試行錯誤のカラオケ日記です。

 皆様こんにちは。今回は、採点基準の中で、最終的に一番重要になる声質についてです。以前にも似たような事を書いているので、重複する部分はあるかと思いますが、カラオケ採点を競う番組の感想と合わせて記事にします。


 採点カラオケで「声質」が関係ないという人は、以前から結構居るようですが、最重要項目です。関係ないという人は、100点よりもかなり低い点数を前提にして話をしていると考えられます。声質判定という項目はありませんが、声質が合わないと最終的な点数が伸びません。もしも95点前後でいいという場合は、それほど影響はありません。100点を前提にして話をするかの違いともとれますので、それはそれでいいのですが、ここでは素点100点を前提にした話となります。


 カラオケ採点を競う番組を見ていると、99点以上を連発する人たちは、「キンキン声」の戦いなのかという位、高音域の響きの多い人が残っています。抑揚については、極端な採点歌唱よりは目立たなく歌っているようですが、実際は満遍なく強弱がついています。採点をかなり知っている人だと、何をやっているかは聞こえてくるはずです。

 99点越えをするような人の声質は、ほぼ例外なく採点に合った声になっています。採点に合う声というのは、パラメに見えない裏加点が入る声という事です。発声を多少調整している人、たまたまそういう声の場合もあるのかもしれませんが、99点前後の裏加点が伴う点数付近で、そういう傾向になるのは、仕様通りといえます。


 全般的には、派手な抑揚ではなく、少し目立たなくした抑揚で採点歌いしている人が多いようです。ビブラートに関しては、もろに採点ビブラートの人も居るようですし、一時期目立たなくなっていた人が再び採点ビブラートに戻っていたりもあるようです。採点をかなり追求している人には、採点歌唱競争に聞こえるはずです。得点を競っているので、当然の結果ですが、採点の仕様に合ったビブラートの人は多いです。


 もしもテレビに出ている人は、「採点歌いしていない」と感じるなら、まだまだ採点の耳ができていないといえます。歌うまと呼ばれて97点位で敗退している人は、採点についてあまり知らないせいか、点数の出ない歌い方をしているのは明らかです。99点以上連発の人たちは、採点の仕様通り歌っているだけの事です。奇跡的に天然採点歌いのできている人もいるようですが、最終的には、基準に合っているかどうかの違いでしかありません。全体的な印象がどうであれ、良く聞けば、点数なりの歌い方になっています。


 採点的な声質の違いをわかるようになるためには、声質と発声方法の関係をわかるようになる必要があります。真似できるかできないかは別にして、どういうミックス加減なのか、どういう口のあけ方なのか、どこに一番響いているのか等々、主観をいれずに聞く必要があります。自分の好みだけを優先して聞いている人だと、「上手い下手、いい声悪い声」というような主観的な聞き方しかしていません。発声的な事を知らない人だと、やむを得えませんが、理解しようとするなら発声的に聞けるようになる必要があります。得点を出せても発声的な事をまったくわかっていない人も多いようですし、得点を出せないで発声をわかっていない人も多いです。結局の所は、発声も採点も理解しない限り、正しい認識はできないという事なのかもしれません。


 また、最近では、殆どの出場者が、微妙な手のひら集音(モコモコ)を使っているようです。多少なら音質の影響も少ないですし、まったく使わないよりは、使った方が点数を上げるには有利です。自分の声の出し方と合うようにどの位微妙に覆うかの技術も必要になってきているのを感じました。ロングトーンに関しては、採点歌唱と呼ぶべき伸ばし方も目立ちます。冷静に聞けば、やはり採点の仕様通りの歌い方になっています。カラオケ採点は、採点の仕様を満たせば点が出るだけなので、当たり前といえば当たり前の結果ですね。


 採点カラオケに、絶対の信頼を置いている人に失礼な言い方になるかもしれませんが、それほど歌の上手さがわかるものではありません。また、いくら狙っても、ある程度の点数が出ないとしたら、声の出し方、音程、リズムのどれかに問題があります。点数というのは、そこそこの安定した発声でガイドメロディー通りに歌える技量があれば、ある程度までは伸びます。点数の出ないまま採点を目の敵にしている人は、考え直した方がいいです。採点は、絶対的なものではありませんが、まったく信用できないというほどのものでもないです。解っていない人ほど、答えを決め付ける傾向が強いように感じます。100点狙いをするというような極端な事をしなければ、ある程度は、歌の実力が出るのも精密採点です。何事もバランス感覚が大事ですし、極端な考え方は良くないように感じます。また、採点歌いをしても97点位しか出ないような場合は、採点歌いのレベルがまだまだです。極端な採点歌いでは、100点を出さないと意味がないように思います。中途半端な採点歌いは、採点嫌いの人たちの格好のネタになります。採点好きの人は、できるだけ100点を狙うべきではないかと思います。


 そうは言っても、いい歌というのは、それほど点数があてになるわけではないですし、参考程度にしかなりません。私自身は、点数や音程正確率だけで歌を聞いているわけではない事をお断りしておきます。頭ごなしに採点否定をする人や、極端に点数や音程正確率を信用している人とは考え方が合わないと思います。良く解っていない人は、より理解を深め、良いバランス感覚を身につけて欲しいと思います。


 精密採点DXは、音程バー通り(ガイドメロディー通り)周波数判定のいい声で、強弱をつけて歌えば点の出るゲームです。採点要素を満たしながら個性を出し、超極端な採点歌唱を使わないで点を出す人が競っているのが、現状のカラオケ採点番組のようです。超極端な採点歌唱の大会というのがあれば面白いと思いますが、採点カラオケのイメージに影響するので、現実的には、ありえないと思います。他にも色々と感想や発見はあるのですが、公にしない方がいい事も含まれていて、残念ながらこれ以上書けません。という事で、今回は、この辺で失礼します。




次回は、「ふじの山」精密採点DX100点攻略法です。

実際に採点歌唱した100点のDAMとも音源を例に説明します。

音源は既に公開してあります。


ふじの山 100点

キーは+2で採点声使用です。棒歌い、区切り、採点特化ビブラート、しゃくりでパラメを満たしています。採点声は、確実に点を出すためにわざと使用しています。通常歌唱とは異なりますのでご了承ください。



DAMともに採点軌跡付き音源を公開してあります。

100点の採点歌唱とは別に、採点歌唱を目立たなくした音源も公開してあります。



 ブログランキングに参加しています。

 にほんブログ村