●「もう、勝手にしなさい!」で終わってしまうことってありませんか?
ちょっと出かけた先での、光景です。
お母さんと小学校4、5年生の娘さん二人が、バレーボールの練習をしていました。
お母さんは、学生時代はいかにもバレー部、という雰囲気。
そのお母さんと子どもたちの表情を見た瞬間、最後の結末が見えたのですが、まさにその通りに終わっていました。
最初のうちは、
『いい、腰をグッと落として、手は前に伸ばす! わかった!』
と、ちょっと厳しい口調ではありましたが、一生懸命、教えてました。
でも、次第にお母さんだけがエスカレートしてきます。
で、ついに機関銃のごとく、次から次へと言葉が。
『何度言ったらわかるの!腰はこう!手はこうって言ってるでしょ!』
『考える前に身体を動かす!』
『あんたたち!やる気あるの!』
『お母さんは、あなたたちのために、一生懸命こうやって教えてるの!』
『だから、あなたたちはいつも怒られるんでしょ!』
『もういい!明日からはあなたたち二人で勝手にやりなさい!』
と言い残し、お母さんはスタスタと帰って行きました。
お母さんの目には、「やる気のない子ども」に映ったのかもしれません。
子どもに、上手くなって欲しい、という愛情が故の、親子の会話です。
このようなことは、このお母さんに限らず私たちも、躾や家庭教育の場面で、無意識のうちにやっているかもしれませんね。
子どもとのコミュニケーションが上手くいくコツは、こちらで書いてます。^^