「もう、勝手にしなさい!」で終わってしまうことってありませんか? | 考える力が育つ子育て講座

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『指示待ち人間には、育って欲しくない!』子どもの『やる気』を引き出し、自分の頭で考え行動する力が自然と育つ、コミュニケーション術

「もう、勝手にしなさい!」で終わってしまうことってありませんか?

ちょっと出かけた先での、光景です。

お母さんと小学校4、5年生の娘さん二人が、バレーボールの練習をしていました。

お母さんは、学生時代はいかにもバレー部、という雰囲気。

そのお母さんと子どもたちの表情を見た瞬間、最後の結末が見えたのですが、まさにその通りに終わっていました。

最初のうちは、

『いい、腰をグッと落として、手は前に伸ばす! わかった!』

と、ちょっと厳しい口調ではありましたが、一生懸命、教えてました。

でも、次第にお母さんだけがエスカレートしてきます。

で、ついに機関銃のごとく、次から次へと言葉が。

『何度言ったらわかるの!腰はこう!手はこうって言ってるでしょ!』
『考える前に身体を動かす!』
『あんたたち!やる気あるの!』
『お母さんは、あなたたちのために、一生懸命こうやって教えてるの!』
『だから、あなたたちはいつも怒られるんでしょ!』
『もういい!明日からはあなたたち二人で勝手にやりなさい!』

と言い残し、お母さんはスタスタと帰って行きました。

お母さんの目には、「やる気のない子ども」に映ったのかもしれません。

子どもに、上手くなって欲しい、という愛情が故の、親子の会話です。

このようなことは、このお母さんに限らず私たちも、躾や家庭教育の場面で、無意識のうちにやっているかもしれませんね。

子どもとのコミュニケーションが上手くいくコツは、こちらで書いてます。^^