円空流清瀬支部の稽古に参加してきました。

私は仕事が終わって間に合う時は必ず清瀬支部の稽古に参加させて頂いてます。

私が積極的に清瀬支部に通っている理由は何よりも自分の稽古ができるからです。

支部を開いてから指導する側の立場になり、もちろん『教える事は学ぶこと』を実感していますが、

やはり同等以上の流派の人間と稽古すると、お互いに流派の理合に基づいた動きができるため、より流派の形を深める稽古ができます。

例え形の手順だけ覚えても、自分達で形を錬らなければ、師家に見てもらえる本部の稽古に参加したとしても次の段階は教えてくれません。

これは意地悪ではなく、形を錬らない人間に次のステップを与えても理解できないからです。

長年参加していれば形の手順は教えてくれ形の数だけは徒に増えていきますが、円空流の基礎基本を疎かにして錬る稽古をしていなければ本当の技は教えてくれないのが古流武術の厳しさです。

清瀬支部長は私の円空流の大先輩であり、師家がバリバリの頃の荒稽古を耐えてきた方なので、清瀬支部では円空流本部に準じた稽古ができるだけでなく、師家から円空流の英才教育を受けた息子さんも顔を出し稽古を見てアドバイスをしてくれるので、

清瀬支部で形を錬り、本部で師家から次の段階の口傳を与えてもらい、自分の世田谷支部では武道未経験者の門人と基礎基本を見直すというような感じで、今の私は恵まれた環境で円空流の修行ができています。

円空流の門人も是非、他の支部への出稽古を活用して下さい。

今日の参加者は3名。

清瀬支部長、師家の息子さん、私というメンバーだったので、今回は世田谷支部で武道未経験の方に円空流を教えている事について、稽古法の相談をしました。

そして師家が看板を出さずに公園で身内だけで稽古していた、私が入門する前時代に行われていた、円空流の基礎基本稽古を、清瀬支部長と師家の息子さんに思い出してもらいながら幾つも教えてもらえました。

例えば腕の振りを使った半身の入れ替わり、肩の引きや腰の落としや膝の抜きを使った半身の入れ替わり、肘を使った脇の締め等々、どれも円空流の基礎となる身体操法が身に付く稽古法です。

円空流は私が入門した頃から、私を含めた武道経験者が集まってきたので、基礎基本は既にできてる前提で形稽古に入ったので、これらの基礎基本はあまり本部で行われなくなっていたのかもしれませんが、支部長師範代という今の立場で流派の形の大部分を稽古している視点から見ると、この動作が奥傳のあれに繋がるのかと意味がわかるので興味深く稽古できました。

逆に初心の頃に習っても意味が理解できずに疎かにしていたかもしれないので、今こうして習えたからには世田谷支部の稽古に取り入れたいと思います。

また、基礎基本稽古の中には師家が個人に合わせて考案されたものもあるみたいなので、先輩後輩を問わず門人への聞き込み(いわゆる横の伝承)を続けて、世田谷支部で体系的に基礎基本をまとめたいと思います。

★清瀬支部 清瀬教室日程★
場所;清瀬けやきホール4F小ホール 清瀬市元町1-6-6 清瀬駅北口徒歩三分
11月01日(木)・22日(木) Pm7時~9時

円空流棒術世田谷支部

(世田谷支部なのに会場の関係で江東区で活動してます)

金曜か土曜日の18時30分~21時に月1回開催

(次回は未定ですが人数も少ないので希望の日の連絡があり日程が合えば開催も可です)

会費 1回1000円(不定期開催なので参加した時だけ頂きます)

(入門に際しては本部に入門料2000円を納めて頂きます)