平成25年3月30日(土曜日)

参加者1名、Sさん

先日、本部の稽古に参加されたSさんに長棒術の新之舞と組形1本目の復習と解説をしました。

会場の関係で六尺棒は振れないので杖で代用しました。

そしてメインの腰切棒術の稽古では武道未経験者のSさんが腰切棒術初学一本目の形で「継ぎ足」と「送り足」の二種類の足が出てくるのに戸惑われていたので、武道で使われる歩法・運足・体捌きを先に稽古した方がわかりやすいと思い、円空流の形から抜き出したものをまとめてみました。

なお流派として特に決まった名称がないものは便宜上、一般的なものを付けました。

円空流世田谷支部 基本 運足・歩法・体捌き

1、送足(前後・左右・斜)
2、継足(前後)
3、歩足(前後)
4、千鳥足(歩足の左右)
5、丁字足(四方・体転)
6、踏換足(前・後)
7、開足(左右)
8、入身足(左右、裏)
9、抜身足(左右、裏)
10、転換足(表、裏)

これらの中身は全て円空流の形に出てくる歩法・運足・体捌きを抜き出したものであり、流派の関係者は例え聞きなれない名称があっても勝手に他流他武道の基本をやってるわけではないので誤解のないようにお願いします。

世田谷支部では流派の目録や口伝書には載ってない、実際の稽古で習った流派の教えを、私の稽古記録を元に体系化して資料化して門人に渡しています。

今回は歩法、運足、体捌きに関するものをまとめてみた次第です。

いきなり全部やっても混乱してしまうので今回の稽古では送足、継足、開足をメインに、腰切り棒術の構えと組み合わせて行いました。

基本の各構えの姿勢を保ちながら、各種歩法、運足、体捌を稽古すれば、形に入った時に習得も早いでしょう。

ちなみにこれは一人稽古でもでき、全身の写る鏡があればベストです。

月一開催の世田谷支部では一人稽古の方法をできるだけ教授するスタイルでやっています。

腰切棒術は口伝書に載ってる構えだけでも7種類あり、今回まとめた種類の歩法・運足・体捌を組み合わせれば70通りの稽古もできます。

実際にそこまで全部やる必要はありませんが、自分が苦手なものだけは自主的に一人稽古していただければ形の上達に繋がると思います。

円空流公式HP
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/enkuuryu/

円空流棒術世田谷支部

(世田谷支部なのに会場の関係で江東区で活動してます)

金曜か土曜日の18時30分~21時に月1回開催

(次回は5月17日予定ですが人数も少ないので希望の日の連絡があり日程が合えば開催も可です)

会費 1回1000円(不定期開催なので参加した時だけ頂きます)

(入門に際しては本部に入門料2000円を納めて頂きます)

★清瀬支部 清瀬教室日程★
場所;清瀬けやきホール4F小ホール 清瀬市元町1-6-6 清瀬駅北口徒歩三分