ファッションショー出演した時の話 | アメリカenjoy生活2

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某ファッションショー出演

とある大きな会場にて、とあるファッションショーに出演した時の話です。事務所に所属していた時も、事務所を引退した後も何回かやりました。

 

誰もが簡単に想像できる、イケてる服着て歩くアレです。

 

トップモデルさんはギャラが有り得ない程に高いので私のような安いギャラで済む前座が雇われるわけです。

 

さらに言うと、有名プロダクションだと下っ端でもギャラがたかいので予算が厳しいイベントでは個人で安く雇われる方が多く、こういう出番があるのです。ダンスやってる人が多かったですね。アピール力ありますしね。

 

別の仲間は跳びながら出演できたそうですが、私はステージの中央でなく横の方、服を着て出発してから15秒程で戻って、次のスポンサーの服を急いで着てまた15秒の繰り返し。

 

もはやモデル歩きなど程遠く、ひきつったスマイルでミッキーのような小走りでごまかす連続です。

 

何度か下っ端で出演させていただきましたが、まず音が大きすぎて周りで何言ってるか何も聞こえないんです。

 

手順をしっかり覚えとかないとプロのアンカーモデルに迷惑がかかります。

 

そして、男も女も関係なく同じ場所で裸になって急いでステージに向かいます。

 

 

一番大変そうなのは着替えさせる役のメイクさん達。それぞれ誰に何を着させるかを把握しており、彼女達無しにはステージには向かえません。

 

メインのモデルさんは持ち時間が長いのでゆっくり歩いて偉そうにポーズなんかしています。

 

 

自分なんかファッションショーに遠い人間で、ブランドなんか知りませんし興味はあるけど人並み以下です。

 

何を着ているのかもわかりませんし、着方がわからない服を着れていないのに無理やり腕で押さえて走って出たこともありました。

 

 

華やかに聞こえるけれど裏側はぐちゃぐちゃだったお話でした。

 

加藤義隆