ようやく読み終えた本 | 大切なもの

大切なもの

私自身の体調のこと、地域ネコのことなど

治療に関する本。
読む必要があるかもと思って購入し
ようやく読み終えました。

硬膜の外に少量の気体を入れるという方法の本。
一般向けの本ですが
私の回らない頭では難しく、
何度か読み返しながら読み進めるということに。

完璧に理解したわけではないけれど
読み終えての感想としては
「簡単なことではない」
ということ。

この治療法が本来使われていた疾患ではなく、

他の疾患に対しても使われるようになったということですが
そこに到達するまでの判断の多くの部分は
患者とその家族の決定によるものという点が
とても危なげで不安定な要素だと思います。

体調不良があったとき
何を根拠にどんな情報を得て
どんな治療法を求めていくのかという過程が
とても難しい。


頭痛がなくても
事故などの外傷の覚えがなくても
このような難しい治療法を求めて検査をしようとするその気持ちの経緯は
どんなことなのだろうという想いに至ります。


きっと誰かの上手くいったという情報を得て
上手くいった人がいるからやってみたいという気持ちが働き
そうした医療機関を訪ねるのでしょう。


でも、本来はそういう可能性は
医師の判断によるものであってほしい。

患者サイドとしては
そういうことを知らなくても
「こういう点からこういう検査をしてみるのはどうだろうか」
と言って欲しいと思います。


患者とその家族の判断で
こういう情報を得たからと言って
検査して治療をしてしまうことのリスクは大きいと思います。


とはいえ、どんな情報でも得たいという気持ち
試せることがあるなら試してみたいという気持ちが働くのは理解できます。


何も治療しないでのんびりとストレスを取ることで治る人がいる一方で
色々検討した結果このような治療にたどり着いて治った方がいる。
同じ病名を告げられたのにこの違いはどこにあるのでしょうか。


症状を緩和したい。
できることなら何もしないで治って欲しい。
それは誰もが願うことです。


それがどんなことをすればいいのか
この症状だった場合はどうなのか
症状がそれぞれ違う場合
その先は誰が示してくれるのでしょう。


医学の進歩を願っています。