イエスマン

さぁ、生まれ変わったら高杉真宙の親になりたい。夢から醒めた夢でございます。

ラスト５本となりました、ネタチャレ！

今日からは…いや、昨日からか。

ＫＳＫが特に力を入れたコント達を公開していきます！

今回披露するネタは…、『イエスマン』！

このネタは吉田勇人と柳修斗と芳賀啓介の男３人衆のコントになります！

これまでネタ数はあるものの”代表作”が無かった男３人衆の本気コントを是非お楽しみ下さい！

それではどうぞ！

芳賀「なぁ、吉田。今回のプレゼン資料の「お客様の声」の所、どうやって表すか素案ある？」

吉田「あぁ…、具体的には考えていなかったですけど、普通に表の形式で作ろうかと思っていました。」

芳賀「え、表って分かりにくくない？顧客の感想とか要望の多いものと少ないものを一目で分かるようにしないといけないんだから、表じゃダメだろ。」

吉田「そうですね！」

芳賀「………。…だろ？だから、円グラフにしたら要望の多い項目も分かるし、少数派の意見も見られると思うんだよね。」

吉田「なるほど！さすが芳賀先輩！天才ですね！」

芳賀「…いや、そんな「天才」は言い過ぎだろうよ。」

吉田「そうですね！」

芳賀「は！？」

吉田「え？」

芳賀「あ、いや…。」

柳「おぅ、資料作り進んでるか〜？」

芳賀「あ、柳先輩。ほぼ出来上がってるんですけど、「お客様の声」の所をどう表すかを迷ってて。」

柳「ん？あぁ、そんなの棒グラフで一発だろ。」

吉田「本当にそうですよね！」

芳賀「は？」

吉田「棒グラフに限りますよね！」

柳「そうだよな？」

芳賀「いや、僕は円グラフでいいと思ってるんですけどね。」

吉田「円グラフも素晴らしい！円グラフこそ正義ですよね！」

柳「棒グラフの高さでどんな声が多かったか一目で分かるだろ。」

吉田「そうなんですよ！いや、そうなんですよね！棒グラフこそがこの世の全てですよね！」

芳賀「でも、円グラフも…」

吉田「やっぱりここは円グラフですよね！」

芳賀「イエスマンやめろ！」

吉田「…え？」

芳賀「イエスマンやめろよ！こういう時、困るだろ！」

吉田「いえ、全然。」

芳賀「そっか、こいつあくまで"台風の目"なんだもんな。強風を食らってんのは周りの人間なんだもんな。」

柳「やっぱり棒グラフだよ。」

吉田「棒グラフ万歳！さぁ、芳賀先輩も一緒に！」

芳賀「言わねぇよ！俺と柳先輩で意見対立してんだから！っていうか、一度は俺の意見に賛同したんだから、俺の前では俺の意見を尊重しろよ！」

吉田「でも柳課長の意見を聞いた後だから…。」

芳賀「今を生き過ぎだろ、お前！何ずっと最新の意見に乗っかってんだよ！」

柳「じゃあ、棒グラフで決まりだな。」

芳賀「いや、ちょっと待って下さいよ！」

吉田「よいしょ！」

芳賀「「よいしょ！」って言うな！」

柳「棒グラフでいいだろ？」

吉田「わっしょい！」

芳賀「「わっしょい！」って何だよ！もうイエスマンですらねぇよ！」

柳「じゃあ、せっかくだからどっちがいいか吉田に決めてもらうか。」

吉田「僕ですか！？無理ですよ、こんな２人ともいる状況で！どっちか退席して下さい！」

芳賀「残った方に投票する気じゃねぇか！ちゃんと良いと思う方を選べって！」

吉田「…もうどっちも入れましょう！」

芳賀「どっちもは要らないよ！何で同じ情報を２パターンのグラフでお送りするんだよ！」

柳「棒グラフでいいな？」

芳賀「いや、円グラフだよな、吉田？」

吉田「あ〜…、え〜っと…。」

柳「どっちなんだ？」

芳賀「どっちにするかお前が決めろよ！」

吉田「………。」

芳賀「何とか言えよ！」

吉田「イエスイエスイエスイエスイエスイエス！」

芳賀「怖ぇよ！ぶっ壊れたのか、お前！」

吉田「スイエスイエスイエスイエスイエスイエ！」

芳賀「何か「イエス」を言い過ぎて切れ目分かんなくなってない！？「スイエ」って言ってない！？」

吉田「スーウェイ！」

芳賀「うるせぇよ！何でヘラヘラ三銃士だよ！」

柳「全然決まらないな…。」

芳賀「ったく、何なんだよ、こいつ。」

吉田「あの…、お２人の意見がどちらも素晴らし過ぎて片方に決められないので、僕の意見を上げてもいいですか？」

芳賀「あぁ、第３案ね！全然いいよ！」

吉田「あの…、もうグラフは使わないで全て文章で説明するというのは…」

芳賀「あ、それ１番無いわ。」

吉田「そうですよね！よいしょ！」

…これが男３人衆の本気ネタでございました。

どうでしょう、男３人衆のコントの中ではトップクラスに面白いと思うんだけど…。

元々好きだった『自殺サークル』とか『友達の話』に負けてないくらいの出来栄えだと思っているんだけど、自分だけ？笑

なぜ、男３人衆のコントで代表作が無いのかの自己分析は出来ていて、今まではふわっとした設定が浮かんだらもう書き始めていたからです。

ボケは話が進んでいく中で、吉田がガンガン出してくれるから。

行き当たりばったりで書くような作り方が男３人衆のコントでは多かったから、緻密さが無かったんですよね。

本当に吉田に頼りっぱなしでした。

しかし、今回は「男３人衆の本気コントを書く」と決めて、しっかりと内容を練りました。

設定が浮かんでからすぐに書き始めるのではなく、導入の匂わせから初動ツッコミのタイミング、そこから繰り出されるボケの内容…テンポ感、そして展開………からの結末。

…ここまでしっかり構成を考えた上で書いてみた結果、個人的にはすっごく好きなコントが出来上がりました！

もちろん書いていく中でのアドリブのボケとかはいくつも入れたけど、それがまた好きなボケだったりもする。

そういえば、制作秘話とかで書いたか覚えてないんだけど、『FRIENDS』シリーズも全話分をWord.で書き溜めておいて、それを定期的にアメブロに貼り付けて公開していたんだけど、貼り付けた後に最終チェックで目を通している中で、「ここにボケを入れられるな」と思った所で、よくボケをアドリブで緊急追加したりしていました！

そこがコメントで触れられた時には結構嬉しかった記憶があります！

普段、オチまでを考える事は半分くらいのネタであるけど、後半の展開を緻密に考えて書いている事ってあんまり無かったから、今回の『イエスマン』を経て成長出来たような感覚があります！

…さて、明日は芳賀と○○の２人ネタをお送りします！

お楽しみに～！

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H.S.S.Y.Y 第１回コントライブ『五人五色』

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