昨日は、今年最初の茶道のお稽古でした。
昨日の禅語は「福聚海無量」(←正しくは法華経)でした。
解釈としては「(観音菩薩の功徳は)福をあつめた海のように無限であること。」
花器は「真・行・草」の「真」にあたる、素材が銅の花器。
花器の「真・行・草」で表しますが書道と同じなのが面白いですね。
ちなみに花器の分類ですが、磁器や染付系は真、
釉薬の掛かった国焼(くにやき)は行、
国焼で釉薬の掛からないものや楽焼は草となります。
茶花はお正月に縁起の良い、「千両、椿、柳」でした。
そして、主菓子は裏千家では定番の花びら餅でした。
また、昨日は新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」が行われていました。
今年のお題は「友」だったので、先生が用意してくださった
お抹茶は御題抹茶「友」でした。
このような、亭主の「おもてなし」は素敵だなと思いました。
さてさて昨日も、卯の花手前のお稽古でした。
まだ一つ気をつけていると、一つ忘れていたり・・・と
先生がその都度、注意やアドバイスをしてくれくださるのですが
昨日、一番の気をつけるところは
「流れは大切だけど、一度止まるところは止めて、メリハリが大切」というところでした。
また、昨日注意されたことは「干菓子は用意された種類を1つづつ」頂くことでした。
干菓子が多く用意してあったこともあり、景色を作ろうと勝手判断したのがミスでした
無知って本当に恐ろしいことですよね・・・、今学べて良かったです。
本来は、菓子器に風景をつくりお客様の数より多くの干菓子が盛られてくるのですが
今はコロナ禍なので、お茶会でも一人用分けて懐紙に乗せて運ばれて来るそうです。
時代によって、必要に応じて変わって行くの真っ只中にいる感じがしますね。
早く、見ていて美しいお手前ができるようになりたいと思う今日この頃です。
calligrapher SAORI ohyama