BL妄想です。
ご注意下さーい。

s side
















んなの、

言えるわけねぇだろ?



潤がサラダを美味しそうに食ってるのを、
新聞も読まずにチラ見していました。
…なんて。



俺達も、もう30半ばに差し掛かってきてる


そんな俺が、いまだに潤を見ると
ドキドキして、顔がにやけて、
ついつい、その柔らかい髪に触りたくなる。



なんて、さ……。



でも、目の前にいるコイツは、
自分の可愛いさを知ってか知らずか
心配そうな顔して、俺を見あげてる。



前髪切って、かっこいいのに
可愛いという言葉しか見つからなくなった
お前に見つめられると、


俺さ、ヤバイんだよ。






「翔さん?」
「……………………。」
「何とか言ってくんないと、俺…」
「…………。」
「翔さん?」




潤の顔が近づいてくる。




やばい。






どんなに、この間、お互いを好きだ。
と、わかり合えたとしても、やっぱ、俺達は男だし。




まだな、そんな、すぐにどうこうしたり、
しよう!...なんて。



そんなに盛ったら、

恥ずかしい、と言うか...。





でも、潤は素直に感情を表現してくれる。

さっきも、後ろから抱きつかれて、
首すじにクンクンて…。



俺、よく保てたよな、理性……。