BL妄想です。
ご注意下さーい。

m side














甘くて優しい目で、いつも
俺を見つめてくれてた、翔さん。



でもさっき、一瞬にして変わった
翔さんの、目…。


その目の奥には、俺の知らない翔さんがいて…俺を 求めてくれていて…



あの、翔さんの目…。



でも、いざ目の当たりにすると、
なんかさ、ちょっと、怖じ気付いちゃった




…うん。







……でも、俺は嬉しかったよ。

ずっと、そうして欲しかったから。


ただ、さ…。










「だっ。それは、お前が悪い。」


さっきの翔さんは、ちょっと怖かったって言ったら、


俺のせいになってた。ふふふ。




「お前のウルウルは、マジやばいから。」

とか、

「これからは、俺を見上げないでくれ」

とか、

色々と注文された。



しかも、翔さんの[首クンクン禁止例]
も言われたけど、それだけは、
全力で阻止した。




俺達は、すっかり伸びきったパスタと、
ノンドレッシングのサラダを食べる。



さっきから流れっ放しのテレビは
いつの間にか次のプロに変わってて




夜会、見逃しちゃったね
なんて、翔さんと二人で笑った。





いつか、さ。


翔さんの、
あの目にも応えられる俺になるから、


またもうちょっと、待っててよ。
















fin