BL妄想です。
ご注意下さーい。

n side

















大野さんは、左手で自分の左眼を隠してて、その右手は、いつの間にかワタシの耳をいじってた。



「ぁふぅっ。ちょっ、これっ。」


その手を払い除けると、んだよ。と、口が尖る。




「いいですか?ワタシから見て右眼だから、こう。こっちです。」


ワタシは大野さんの右手を持って、
大野さんの右眼を隠した。


こっち。




「んじゃ、オイラの左眼が好きなのか?」

「好きです。っていうか、左眼だけじゃないですけど…」

「全部好きなのか?」

「////はい…//」

「じゃぁなんで、左眼とか、右眼とか分けるんだよ。」





……これは、単なるワタシだけの好みだから、今更大野さんに言ったところで、引かれるかもしれないなぁ。



こんなに、好きだ。という感情をむき出しにしてしまっては、なんというか…。



俯くワタシの顔に手を添えて、目線を合わせる大野さん。





「聞きてぇな。その理由。」

「っ。……引きませんか?」

「引かねぇ。」




食い気味で答えられる。

そんなに聞きたいのか…。





ワタシは、ふぅ。とため息をついてから
大野さんの眼を見つめながら伝えた。





「ワタシから見て左側の大野さんの右眼は、可愛いくて愛したくなる顔です。」

「おう。じゃ、おめぇの好きなこっちは?」

「こっち、は。この、大野さんの左眼は」




言いながら、ワタシは大野さんの右眼を手で隠して、左側の顔をマジマジと見る。





「大野さんのこっち側の、左眼は、ヤバイんです。」

「ヤベぇって、なんだよ。」

「んだから。目が…、目つきが…。」

「目つきが悪ぃのか?」

「いや、違う。目つきが…」

「早く言えよ。」



ああっ。もう。




「だっ。その…その、左眼の目つきが、
……エロいんです。その目に見つめられると、すくむ。と言うか、背筋がゾクッとすると言うか、愛されたくなる。と言うか…メチャクチャにして欲しくなるって言うか……。」






言ったーーーーーっ!!







って。あれ?



……引いてる?




大野さん、何も言わないし…。




自分の目がエロいとか言われて、気分悪くしたかな?


この空気は、なんか、ヤバイのか?






「んじゃ、おめぇは今まで、オイラをそうやって見てたのか?」

「あ。…はい。ごめんなさい。気分悪かっですよね?」




男にエロいとか言われて、気持ち悪くて引いちゃったかな。







「いんや、すげぇスッキリした!」


そう言って、顔を両手で挟み込み、
何度も動かしてチュッチュチュッチと、
ついばむ様にキ ス する大野さん。



な、なんか、喜んでる?
ってか、スッキリってなんだよ?





「おめぇさ、オイラの下で 喘 いでる時、身体が必ずこっちに ズレてくんだよ。だからいっつもこうやって、ベッドの真ん中に戻して…。おめぇ、オイラのこっちの顔で イ ッ てたのか?もっと愛してーって、心ん中で叫んでたのか?」



コラコラコラコラ…




よくもそんな恥ずかしい事を。

しかも、そんっなに嬉しそうに言えたもんだな。




はぁーっとため息をついたら、






「おい。今から確かめるぞ。」




そう言って、大野さんの 雄 の目 が、



ワタシを 、押 し 倒 した…。

















fin




あーれーって。笑
ここで終わりです。

( ̄ー+ ̄)