S side










ヤベー気持ちいい。




潤が俺を肩から抱き込み

何度も何度も腰で熱を送ってくる。



首元で荒くなっていく潤の吐息。



少し起きたかと思うと

両手のひらで俺の頬を挟み込み

俺の表情までじっくり見てくるし…




え、お前そんな余裕なの?




なんて

視線を合わせてみれば




その潤の切羽詰まった表情は

今まで見た事ないほど男らしくて


コイツこんな顔まで出来んのかよって

また胸の奥をギュッと掴まれた。






「んっ 、んっ 、あっ…、じゅんっ、待っ」





漏らす声は俺だけで

潤は何も言わずにただひたすらに

腰を打ち付けている。



「ん、っ、  ん、、」




なんでお前、こんなに激しいんだよ。




さっき2人で出したからか

さらに敏感になっているからか


2人の熱が擦れるほどに硬度が増し

更なる刺激が腰の奥を疼かせる。




「うっ、  、んっ…、、んっ、…」




部屋の中には

ぱちゅぱちゅと鳴り響く音と

俺の漏らす吐息しか聞こえない。




お前もなにか言えよ…。

感じてんのは……俺だけなの?





少しの不安と恥ずかしさに

これ以上は自分の声を漏らすまいと

手の甲を噛んで横を向くと



潤の動きがスッと止まった。




目だけで見上げ

潤の表情を確認すると




潤は、はぁ…と小さく息をついてから

視線だけで俺を射抜き、

首を少しだけ傾けて額と額をくっつけると


口元でもたつく俺の手をどかし

俺との唇が少し触れるその距離で

『翔くん、噛まないで』と柔らかく呟いた。




「ん…」

「翔くん…?」




やっと聞こえたお前の声に、その響きに感じて

無意識に漏れた吐息。


そんな俺に反応してくれた潤の表情が

あまりにも優しく微笑むから





「お前さ、ちょっとは加減しろよ。」

「…ごめん。」

「まぁ、いいけど……」




なんて

いらない減らず口を叩いた。

















若い2人の危なっかしい雰囲気とか…最高か😎