お城は歴史の宝庫 | WLA45

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バイクキャンプやWLAサイドバルブを楽しんだり
ふと思い立って気ままにDIYをしたりと、
ゆる~い不定期連載のブログです。

みなさんお世話様です。
旅を愛するバイクキャンパーのなつです。

ようやく緊急事態宣言が解除された山形県。
解除がなされて最初の休みでしたので、近くの山形城にモンキーでパトロールに行ってきました。

解除はされたが、バイクを降りたらマスクは必須
。マスク持参でバイク乗りだなんて正直面倒だけど、この状況を乗り越えるにはそんな小さな面倒はしょうがないね。はぁ〜

さてさて、お城のお堀沿いを反時計周りにお散歩。
車の通る道や歩くのがやっとの道まで、この小っこいバイクならばどんどん進めるね。釣り人の後ろも静かにそろりそろり。w

そしたら、途中で年代物の史跡を発見だ!。
「46 陸軍用地」と刻まれた旧陸軍の物と思われる標識杭を偶然見つけたよ。

なんだこれ?。 

ここには、旧陸軍歩兵第32連隊の駐屯地があった場所なのでその名残と思われるな。
32連隊と言えば、太平洋戦争末期の沖縄戦に、22連隊(愛媛)と共に陸軍第24師団の主力として那覇の攻防戦に奮戦。映画「ハクソーリッジ」で描かれた前田高地でも戦い、日本軍守備隊が全滅してしまう映画とは違い、同連隊の志村大尉の率いる志村大隊は終戦まで前田高地の穴に潜んでゲリラ戦を仕掛け続け、残りの32連隊は国吉台(糸満市)まで追い詰められたが、こちらも終戦まで指揮系統を保ち続けて遊撃戦を行い、なんと9月になって降伏したそうだ。 

こんな郷土の部隊の奮戦をWikipediaなど見ずとも書き記せる訳だが、この様な情報は今の生活に微塵も必要で無いのが悲しいところ。
しかし、そんな歴史ある部隊の名残が時を越えて目の前に!。
もちろんその彫り込まれた文字を触りながら、平和になった日本を思ったよ。

お城の一周パトロールも、思いの外多くのネタが集まり少し疲れたので、小休止。

ちょうどお城の門前に山形のソウルフード「どんどん焼き」屋さんがあったので、アツアツを一本焼いてもらった。 

「どんどん焼き」って、水で溶いた小麦粉を鉄板で薄く伸ばし、お好み焼き状になったのを割り箸でくるくる巻いた物。

具は薄い薄い魚肉ソーセージと小さい海苔の申し訳程度で、正直ソースが無いと口あきしてなかなか食べ進める事が難しいチープな食べ物。
しかし、これが山形県民の琴線に触れる味の一つに間違い無く、「山形のふるさとの味」と言われて「違う」と言う県民は少ないんじゃ無いかな。

今回、久しぶりに食べたけど、相変わらずチープではあったがとっても懐かしい味。
人通りもそこそこあるそこいらのベンチに腰かけ、恥ずかしくも無く口の周りにソースを付けながら子供のように頬張ったよ。
旨かったー!。

今回はスタンダードに普通のどんどん焼きを頼んだけど、チーズ味とかピザ味とかナウいのがあったので次回はそれに挑戦だな。

小っこいバイクででっかい冒険。
小排気量のバイクの機動力を遺憾なく発揮した今回のバイク遊び。
新たな遊びの夢が膨らみます。

時速30k/mのバイク旅。
なかなか奥が深いぞ!。