誰しもあろう私も、

そんな環境の中、育ってしまった。

ふだん飼い慣らしているつもりでも

加齢とともに善い按配に萎えてきたつもりでも

どっこい根絶やしにならない

凶暴な自我が時折頭をもたげます。


やっかいな と疎い

またお前か と辟易しても

そいつも自分。

巧く乗りこなしているつもりでいると

こいつが現れて邪魔をします。

どうせ一生付き合う厄介者だからと

たまに放し飼いにもしてやりますが

適当なところで手綱を捌かなくては

厄介なことになるはずです。

この程度なら許容範囲として

適度にブレーキは開けるようにしています。