【最難関受験生向け】6年夏休みまで何をするか? | 2022中学受験(息子)と2027中学受験(姪) -A stitch in time saves nine-

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2022中学受験を終了した男子を持つ父のブログ
淡々と息子の学習(主にテスト)の記録をつけていたブログです。
息子は開成・筑駒をはじめ受験校全てに合格しました。
現在は2027年組の姪っこの中学受験アドバイザーです。

 

  6年前期の時間的余裕

 

この記事は6年前期でもやや時間的余裕がある最難関受験生向けの記事です。

 

6年前期、最難関を目指す受験生のご家庭では、「あれ?何か意外と余裕ない?」と思われている方もいらっしゃると思います。だいたいサピックスで偏差値65以上くらいの、筑駒・開成・聖光・渋幕あたりを狙われるご家庭にはありがちです。

 

平常授業が週2回、土特を入れて週3回になりますが、日曜日はまだ空いてますし、このレベルですとサピックスの宿題をこなすだけなら意外と余裕があるのです。

 

それでついつい他塾の講座も、、みたいな誘惑に駆られたりします。

 

まあそれもいいのかも知れませんが、秋になるとさすがに回らなくなります。

 

これまでも記事に書いていますが、そのような6年前期に時間的余裕を感じている最難関受験生には、以下のプラスアルファがお勧めです。

 

  志望校の11年以上前の算数過去問

 

サピックスで過去問に取り組む時期は9月からとされています。もちろんこれで一般的に十分とされているので、カリキュラムに従ってやればいいという考え方もあります。

 

ただ、開成・筑駒・渋幕の算数に関しては、その難度の高さや特徴的な問題のことを考慮すると、できるだけ多くの過去問に早くから当たっておいた方がいいと考えています。

 

そこで、もし6年前期に余裕があるのであれば、是非とも11年以上前の算数過去問に取り組むべきだと思います。

 

私のおすすめは以下の問題集です。

 

 

 

 

 

 

それぞれ30年くらい前から2014年か2015年くらいまでの算数の過去問を、単元別に並べ替えた問題集になります。最新の10年分は含んでいないので、それはやらずにとっておけます。

 

最新の10年分については、我が家では声の教育社のものを使用していました。

 

↓筑駒は7月6日発売予定です。

 

↓開成はもう発売されています。

 

↓渋幕も発売済みです。

 

  単元別過去問がおすすめの理由

 

よく志望校過去問をたくさんやるくらいなら普通の問題集をやった方がいい、という話を聞きます。理由として、過去問と同じ問題は二度と出ないこと、過去問では既にできる問題にも取り組むので、実力アップの方法としては効率が悪いことが挙げられます。

 

これは確かに頷けるものがあります。6年秋に取り組む場合は、あまりにもたくさんの過去問をやっても効率が悪い場合もあるでしょう。

 

ただ6年前期であれば、私はこの意見は該当しないと思います。つまり、まだ効率性よりも、多くの問題にあたって苦手単元・得意単元の炙り出しをする時期です。また、過去問と全く同じ問題は出ないといいますが、類題はちょくちょくでますし、その学校特有の問題傾向というものは確実にありますので、時間があるのであれば大昔のものから取り組んでおいた方がいいと思います。

 

そして、得意単元・苦手単元の炙り出しには、年度別ではなく単元別に編集されている過去問集が一番です。この時期にこれを一通りやると、例えば規則性は苦手だな、とか平面図形は得意だな、とか夏休み以降重点を入れるべき分野が把握できるわけです。

 

  取り組み方

 

これはあくまで我が家のやり方ですが、この時期にはまだスピードはあまり重視していませんでした。この時期、サピックスの算数は既に一通りの単元をカバーしているとはいえ、それを応用する技術や思考力はまだこれからという段階です。

 

今の時期は、それよりもじっくりと問題に取り組むことを主眼においていました。1問15分という比較的余裕のある時間制限を置いて、それでもできないが、まだ考えたい場合は「泣きの5分」を追加するという感じです。

 

もちろんすぐにできる問題もある程度ありますが、解答をみて理解する時間も含めると、1時間で4問というのが無理のないペースだと思います。

 

毎日1時間でもいいですし、土日にまとめて数時間、というのでもいいですが、1週間で30問くらいのペースで取り組んでいたと思います。

 

今からスタートすると、夏休みまで12週間ありますので、開成・筑駒のものは完了できます(我が家では渋幕のものは取り組んでいませんでした)。

 

  必ず解きたい算数の100問

 

また上記の過去問との優先順位は付けにくいのですが、今の時期取り組むプラスアルファとしては、東京出版の『必ず解きたい算数の100問』もあります。

 

↓今年版は5月16日発売予定のようです。予約できます。


↓昨年版です。

 

これは有名な月刊『中学への算数』の圧縮版みたいなものと思って頂ければと思います。単元別に昨年・一昨年の難関中の算数問題から100問厳選された問題集です。

 

月刊の『中学への算数』は、算数好きでなければ毎月取り組むのはちょっと大変です。そのような受験生には、この『算数の100問』がいいと思います。

 

ただ、入試問題なわけですから、結構難しいです。もっとも、筑駒・開成を狙う受験生なら今からこなせる子も多いとは思いますので、チャレンジしてみて下さい。これも夏休みまでに終了できると、算数がかなり伸ばせると思います。

 

 

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我が家の中学受験総括記事はこちらです↓

中学受験総括①-項目の検討と前書き

中学受験総括②-開始時期と塾・校舎選び

中学受験総括③-塾の掛け持ちについて

中学受験総括④-6年開始から夏休み前まで(算数)

中学受験総括⑤-6年開始から夏休み前まで(国理社)

中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)

中学受験総括⑦-6年夏休み

中学受験総括⑧-6年9月から12月(1週間スケジュール)

中学受験総括⑨-6年9月から12月(サンデーサピックス)

中学受験総括⑩-6年9月から12月(過去問)

中学受験総括⑪-6年9月から12月(平常・土特)

中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)

中学受験総括⑬-6年冬期講習・正月特訓

中学受験総括⑭-6年1月の家庭学習(総論・算数)

中学受験総括⑮-6年1月の家庭学習(国理社)

中学受験総括⑯-入試前日

中学受験総括⑰-前泊について

中学受験総括⑱(最終回)-中学受験 思い付きメモ

中学受験思い付きメモ 補足①-プラスαについて

中学受験思い付きメモ 補足②-自然・社会への興味

中学受験思い付きメモ 補足③-辞書・辞典

中学受験思いつきメモ 補足④-『中学への算数』の使い方

中学受験思いつきメモ 補足⑤-保護者の留意点その1

中学受験思いつきメモ 補足⑥-アンガーマネジメント

中学受験思いつきメモ 補足⑦-子供のやる気を引き出す

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A3プリンタはいずれ重宝するので安い時期に購入されるのがおすすめです(定番ブラザーの2段トレイ機(MFC-J6983CWD)で現在なら40,000円くらいで購入できればいいと思います)。

 

A3プリンタ導入のススメ【アップデート】

 

↓これまでに書いた低学年~5年生くらいまでに使用した家庭学習用問題集に関する記事です。

5年生で取り組んだ問題集 算数編

東京出版 算数「ステップアップ演習」

5年生で取り組んだ問題集 国語編

【レビュー】「中学受験国語 選択肢問題の徹底攻略」

5年生で取り組んだ問題集 理科・社会編

低学年時に使った問題集 算数編

5才頃からのパズル本

 

↓社会科を得意とする子向けに、さらに一歩先に行くためオススメの本の紹介です。

社会科でさらに一歩先行く資料集・読み物 歴史編

社会科でさらに一歩先行く資料集・読み物 公民編

 

↓以下は主に6年生向けのオススメ問題集に関する記事です。

英俊社『合格トレイン 理科計算問題』はオススメ

東京出版『図形の必勝手筋』はオススメ

東京出版『必ず解きたい算数の100問』

『記述問題の徹底攻略』シリーズの使い方

 

↓以下は幼少時のオススメ知育玩具などに関する記事です。

幼少時の知育玩具や教材(就学前①)

幼少時の知育玩具や教材(就学前②)

幼少時の知育玩具や教材(就学前③)

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