肩が後ろへ回らない | 京都大阪担当 セラピスト専門 独立・転職者の為の整体師養成講座

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Hさん  47歳  女性  会社員

主訴  肩が痛くて後ろへ回らない 

Hさんは、当院のホームページを御覧になってわざわざ遠く滋賀県からお見えになりました。

主な症状としては、右肩が固まって痛くて挙がらないとの事でした。

彼女から、詳しく原因を聞いてみると、一年以上前から飼い猫と一緒にベットで寝ていて、その時に右腕で猫を抱いて寝ていたらしいのです。

肩の痛みの原因はこの生活習慣にありました。


1度や2度の飼い猫との添い寝ならまだしも、この様な不自然な状態で1年以上、毎日寝ていると、右腕は1日中、無意識に緊張状態が続き、肩まわりが血行不良となり、全く動かないという症状に変化していったのです。

施術では、Hさんの右肩関節を動かして確認してみると、正常な左肩関節と比較して、異様に固まっておりました。

整体施術では、まず、うつ伏せにてカチカチに固まった背中・肋骨の緊張を取っていく事と、固まって動かなくなった右腕の緊張を気功整体により、ほぐしていきました。

施術後、右腕の変化を確認してもらいました。

まだ、右肩の可動制限は残っているものの、「だいぶ楽になりました」と効果を実感してもらい、1週間後に次回予約を入れてもらい、今回は施術終了となりました。

整体は魔法の技術ではありませんから1回で100%解消というわけにはいきませんが、この状態ならあと数回の施術で楽に右肩も動かせる様になる事でしょう。



2回目の施術

今日は、1週間たちまして、2回目の施術です。
Hさんに「あれから右肩の調子はどうですか?」
と聞いたところ、
「だいぶ楽になりました」
という返事を頂きました。

「今日は、右肩を後ろに回すと、左肩に比べて全然後ろに回らない・挙がらないので、今日は、この動きを見てください」
とのこと。


動きを確認してみると、確かに左腕は背中の肩甲骨の近くまで挙げることができますが、右腕は後ろには回るものの、全然、手が肩甲骨のほうまで挙がっていきません。

詳しくお話を伺いますと、あと10日後ぐらいに友人と食事会があり、その時に着物姿で集まるのですが、右腕が後ろへ回らない今の状態ですと、自分で着物の帯が結べないという事でした。

確かに、今の右肩の状態だと自分で着物の帯を結ぶ事は難しいでしょう。

前回の1回目は、背中と右腕まわりの緊張を取っていきました。
今回の2回目の施術は、この後ろに回らなくなり、固まってしまった右肩の動きを改善して、スムーズに動かせるようにする事です。


今回の整体施術では、まず、整体ベットに座ってもらい、右腕の筋肉・関節の緊張を取りながら、ゆっくりと腕を後ろへ回していきました。

後ろへまわしていくと、肩関節は固まって動かないので、痛みを出さない可動範囲でゆっくりゆっくり関節の硬さを解放していく整体手技を行いました。

私はHさんにこの様に説明しました。
「固まっていた関節の癒着が少しずつ、柔らかくなっている感覚がありますから、良くなっていきますよ。」

そして右肩を後ろに回して変化を確認してもらいました。

「腕を後ろに回せるようになって楽になってます」
「こんなに楽になるなんて、助かります」


と、Hさんは、驚きと喜びの中、今日の整体施術は終了となりました。