H・T様 女性 75歳 無職 右京区
Hさんは、大腸がんの手術後に発症した、背中全体の痛みをなんとかしたいと思い、自分で電話帳を調べて当院にバスで来院されました。
お話を聞いてみると、大腸がんの手術を1ヶ月半前に行い、病院に2週間入院し、その後、突然、背中がカチカチに固くなってどうしようもなく、夜もグッスリ眠れないとのこと。
話を一通り聞いた後、ベットにうつぶせになってもらい、Hさんの背中を触ってみると、確かに背中全体がカチカチに固くなっていました。
背骨の猫背の形状、筋肉の硬さの具合を例えると、まるでウミガメの甲羅を
背負っている様でした。
「背中すごくカチカチに固くなってますね」
と言いながら、骨盤の動きを確認していきました。
骨盤の動きは固くはありませんでしたから、このウミガメの甲羅のように固まっている背中の緊張を取る方向で施術を行いました。
固くなった背中と肋骨まわりの筋肉に気を入れ刺激を入れながら、手のひらで背中を撫でていきました。
Hさんには、気功整体の施術がよく合っているようでした。
しだいにカチカチの背中の筋肉・肋骨・背骨が和らいでいくのがわかりました。
「お腹のほうは、まだ怖いので触らないで下さい」
という事なので、今回は一切、触りませんでした。
施術後、起きてもらいイスに座ってもらいました。
Hさんの顔は紅潮して、まるでお風呂上りの様に満足そうな感じ。
「はぁーーーーーーー」
「・・・・・・・・・・」
「天国やゎーーーー」
「背中が固まって、ウミガメの甲羅のようになっていましたけど、だいぶ柔らかくなりましたよ」
と伝えると、
「とても身体が気持ちいいです」
「帰ってから予定を見て、また予約の電話させてもらいます。」
と大満足して帰ってもらいました。