2024/01/27 | お散歩日和

お散歩日和

元 保護犬 リズ
家族と一緒に過ごす日々を綴っていきます

年明け早々に能登半島を襲った

恐ろしい程の自然の力によって

愛するご家族様 

そして

生活の基盤を奪われた方々に

心よりお見舞い申し上げます


どうか せめてこの“寒さ”が1日も早く

“暖かさ“に変わり

お天道様の下で笑顔が増えます様に 🙏





この度

リズと私達家族に

お心を寄せて下さった方々に

心より感謝申し上げます


お返事 御礼をお伝えする事が出来ていませんが

沢山の暖かいお気持ちは

言葉にならない程 嬉しく思っております

ありがとうございます





リズさんに触れなくなって

1ヶ月が過ぎました


フワフワとした世界に放り込まれて

何処に行くでもなく

フワフワと彷徨っている感じが続いています



今だに 

何処かから

『お迎えきてくださぁ〜い』って

電話が掛かってきて

お迎えに行く準備をして

待ち続けている感じです


ただ リズさんに頂いた沢山のお花達が

命を終えて 姿を変えていく事で

時間の流れを教えてくれます

(お花のお手入れをする事で

 凄く気持ちが癒されました 

  ありがとうございます)

亡くなってから届いた



シリンジ

ご飯食べなくなって流動食やお水をあげる様に

慌てて買ったシリンジ

使う事が出来ませんでした




2週間が過ぎた頃

アニコムからのお知らせ

この文章が1番キツかったかも知れません

「この度の訃報に心よりお悔やみ申し上げます

 また、お辛い中、ご連絡いただきまして誠に有難うございます」

『リズちゃんのご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」


こんな事がキッカケで

時々 突然 現実に戻るのか

現実を理解するのか

胸が詰まって 苦しくなり

涙が溢れそうになるのですが

涙が流れ落ちる事はありません


頭に爆弾を抱えてから

急激な血圧上昇を避ける為に

感情をフラットにする癖がついているのでしょうか?

♂さんもリズさんの話を殆どしません

何の変わりもない様に

今まで通りの様に生活をしています

多分 自分が悲しむと

私にも影響が出るのでは?と

気持ちを抑えてくれてるのではないかと・・?

嘆き悲しむ事も

前に進む為に必要だとは思いますが 

今は♂さんの為にも 

私が元気で居る事が最優先なのかも知れません


フワフワとした世界では

記憶力の低下も著しく 

買い物しても 

精算機のお釣りを取らない

レシートを取らない

買い物の主役を買い忘れて帰る などなど

老化が一気に進んだ感じです

 

リズさんの 

最期の様子も忘れてしまう恐怖があります


なので 

ここにも残しておきたいと思います


この時は

『命に関わる状態』  だなんて

思いもしない私が そこには居ました


『間違った安心』 の連続でした



その日は 朝 5時に起床

前日26日の夜中に何度か鳴いていましたが

てんかんのお薬が効いていたのか

てんかん発作の様な事は起きずに

朝方には眠っていました


いつものように

♂さんがリズさんを連れて下に降りました

ビーズクッションにリズさんを寝かせて

2人とも

バタバタと朝の支度とお弁当を作って

6時前 ♂さんを送り出し

家に戻ると 寝ていたリズさんが

一声 鳴きました


朝ごはんを口元に持って行っても 

知らん顔でした

食事を取らなくなって4日目です

しかし お水は飲んでいたので

ここで1つ目の『間違った安心』をしていました


てんかんのお薬は飲んで貰おうと

口を開けてお薬を入れようとしました

その時 今迄に無い強い力で抵抗したリズさん

「4日もご飯食べなくても凄い力」と

2つ目の 『間違った安心』をしてしまいました


そして リズさんを抱っこしてゆらゆら


力無く抱っこされて居る リズさん

「4日も食べなければ 力出ないよね」と

ここでも “真逆の安心” 

今思えば “おかしな安心”

コレも 『間違った安心』 3つ目です


そして ゆらゆら揺れながら思い出したのです

薬飲ませる時

リズさんの舌の色が妙に白かった事を


ここで初めて 違和感と恐怖を感じました


かかりつけの先生に電話して

相談しようと思いました

休診時間でも 

メッセージを残せば折り返し電話を下さるので

対応して頂けるとは限らないけど

対処法など相談出来ると安心出来る と

携帯を手に取りましたが

その時の時間は 早朝 6時過ぎ

当日は水曜日 休診日でした


「もう少し待とう」 と携帯を置きました


抱っこしたまま ゆらゆら揺れていたら

トイレに行きたくなって

いざという時にトイレで失敗したく無いので

リズさんを そぉーっとラグに降ろして

トイレに向かいました


数分後 


トイレから戻り 

リズさんを抱っこしようと

手を伸ばすと 何か  違和感

静かに寝て居るのに  違和感


よぉ〜く見ると 呼吸してない?


思わず 携帯を手にしていました

慌てながらも♂さんに電話して


「りーちゃん 死んじゃう!

 息してないかも!

 息してない!

 アッ 息したっ!

 でも死んじゃいそう    

 止まった・・・」 


突然の電話 

突然の話に♂さんも何か起こったのか分からず

「病院に連れて行って!

   病院に連れて行って!」 

と繰り返していました

私は もう何も出来無いと感じていましたが

年末の忙しい中 

仕事を途中でほっぽり出せない♂さんを

安心させる為

「うん 分かった

 連れて行く 運転気をつけて」と

電話を切った


そして 改めてリズさんを抱き上げたら

グニャグニャだった

『本当に死んじゃった』  と理解しました


自然に 口から出た言葉が

「ありがとう 大好き」

「ありがとう ごめんね」

「ありがとう とってもいい子だったよ」と

支離滅裂のありがとうを繰り返していました 


抱きしめたまま 胸がドキドキしていました

このドキドキがリズに伝わって

リズの心臓が再び動き出さないか? と

おかしな事を思っていました


どれくらい時間が経ったのでしょうか?

ふと 我に返り

バタバタ動き始めました

ベッドを用意して 

オシメを外して 

陰部を綺麗に拭き 

目やにでカピカピの目の周りも綺麗にしました


1週間前にトリミングでピカピカにして貰ったばかりだから 本当に起き上がりそうです


食いしん坊のリズさんでしたが

思い返せば 暑くなった頃から

食べムラが出ました

暑い夏 消化器系が弱いリズさん

食べたくない日もあるよね  

おばあちゃんだし って思っていたのも  

間違いだったのかも?  

なんて考え出したらキリが無いです


お腹ペコペコのはずだから・・と

朝ご飯に開けて食べれなかった缶詰を全部と

新しいお水と

チュールと開けていない缶詰を山積みにしましたもう食べれないウマウマを抱えたリズさんを

暫く 見つめていました

何故か 涙は出ませんでした


13年は長いです 


本当に私は何も出来ない人間だけど

唯一 胸を張って言える事が

リズと家族として13年精一杯暮らした事だ

と思います

先代犬が亡くなり 

保護犬を知り

預かりボランティアをさせて頂いて

リズと出会いました


分離不安気味のリズさん


ほぼ全ての事に不安を抱く私と似ていると

感じていたのか

どんどん繋がっていきました 


そして 家族になりました

『1人にしない』 と決めて

出来る限り一緒に過ごしました

周りの人が苦笑いする程

何処にいくのも一緒でした

13年間 色んな事を教えてくれました

引きこもりで人が苦手な性分の私を

外に連れ出してくれて色々な出会いを与えてくれました

もっと もっと 色んなところに行ったりしてあげたかったけど

長年の引きこもりな性分と

人混みが苦手な私にはコレが精一杯だったのよ

リズさん ごめんね

7年前に色んな事が起こり

頭に爆弾を抱えてしまった時

1番に思ったのが

『リズさんを置いて死ねない』 でした

経済的に苦しくなるのを承知で仕事を辞め 

後の人生はリズさんの為に と

爆弾が爆発しないように精一杯 

自分の身体を守りリズさんと暮らしました


突然の別れ は驚きと信じられない気持ちが入り混じっておかしな感じです


しかしどこかでホッとしている私も居ました

『リズさんを 残して逝きたくない』 

この気持ちが 実は 1番強かったのです

だからと言って 

「早く逝って欲しい」なんて

思った事は当然無くて

介護の情報を調べたり 

長生きしてもらう気マンマンで過ごしていました

12年前の辰年の着ぐるみを引っ張り出して

着せてみようとチャレンジしてみましたが

しっかり 大きく成長していて

頭部分をリメイクして龍🐉の被り物で

新年のご挨拶の画像を撮ろうとしたり

お誕生日の撮影してみたり

まさか こんな急に逝ってしまうなんて

微塵も考えていませんでした


年齢的にも

『リズさんが最後の子』と決めていたので


「あ〜 これでワンコが居ない生活の始まりだ」

と不安が大きくもなりました





頭の中がぐるぐる🌀回って

暫くは

腰を抜かしたように

リズさんの側で座っていました


・・・が突然 現実に戻りました


そして 1番に「ブログでお知らせ」する事を選んでいました


そして “年末” だという事を思い出しました

慌てて 動物霊園に電話して

いつまで受付しているのか?を聞いて

そして近くのイオンのお花屋さんに車を走らせました小さなアレンジと切り花をお願いして

待ち時間 30分 の時間を潰そうと

モールをウロウロ

しかし 何だか   

凄く脚が重くて 歩けませんでした


クリスマスも終わり

お正月に向けて色を変えた 華やかなお店

楽しく笑顔で お買い物をする人達

キラキラしてる世界で

どんより なオバチャンが

モールのど真中のベンチに腰掛けていました

スマホを手に見てるフリ

何気に アメブロ(ついついクセになってる) を開いたら

随分 長く読み逃げばかりの失礼をしてしまっているブロガーさんが 

既にリズさんの事を書いて下さっていた 

その記事を読みながらポツンと1人 

初めて 涙が溢れました

『有り難いなぁ』

会ったこともないワンコと

その飼い主の事を思って寄り添って下さる

そんな人達と出会えたのもリズさんのお陰です

そんなリズさんが居なくなって

どこまで耐えられるのか?

どうなるのか?

不安です

でも 

リズさんが心配しない様に

正直に優しく生きて行かないといけないと思っています

保護犬ブログから始まり

リズさんブログ

さてコレからどうするのか?

リズさんの思い出ブログ になるのかな?



皆様の所には

ぜひぜひお邪魔させて頂きます

「“読み逃げ」ばかりだと思いますが

先に 謝罪させて下さい ごめんなさい🙇‍♀️

そして ありがとうございました


また リズさんの思い出話

ワンコの居ない生活の寂しさで

押しつぶされそうになったり

新しい生活を書けるようになったら

覗いてやって下さい

宜しくお願い致します🙇