スライダーズおやじ -2330ページ目

 にせ札だ!

昨夜会社帰り、スライダーズを聴きながらバイクで走っていたら、麻布近辺のとある信号で引っかかりました。
ブレーキをかけながら、ふと前方の路肩を見ると、紙くずのようなものが。近づいていくと、どうもお札っぽい。しかも、どうも偽札っぽい。
僕はバイクを停め、そのお札にかけよって、すばやく拾いました。周囲には歩行者もけっこういたのですが、誰も気が付いていませんでした。

拾って手にすると、やっぱり偽札っぽく、しかも失敗作のようで、印刷されてないような部分もある。
はやる気持ちを抑えて、目の前にあったお店に入り、商品を物色するふりをしながら、店内の明かりでその1万円札をこっそり確認しました。
また、自分の指紋をつけてはいけないと思い、バイク用のグローブはつけたままです。

新札の3Dキラキラシールみたいなやつがついてて、透かしもありました。
どうもホンモノのようです。
落ちてたときは、くしゃくしゃで、裏面の印刷の少ない部分が上に露出していて、わら半紙の紙くずみたいだったのに。
正直、ちょっとガッカリです。
(あ、もちろん、偽札作りに憧れているとか、そういうんじゃないですよ!)

このまま出て行くのもなんだしってことで、お店に陳列された冬物のジャンパーや小物などを眺めつつ店内を半周しました。
・・・ふと、顔を上げると、店員やほかのお客の目が、自分(&手元)に注がれているではないですか。
『ヘルメット(ジェットですが)被った、飛び込みの客が、防寒グローブはめたままで、しかも裸でくしゃくしゃの1万円札を握っている』の図。
これはどうみても、にせ札を使おうとしている男!

僕はそそくさと退散してきました。
途中、派出所に寄ろうとしたら無人だったので、前を素通り。裏道にパトカーが待機していたので、そのおまわりさんに事情を話しました。一応、拾得届けを出すつもりです。
もらっちゃってもいいのかもしれないけど、話しのネタにしたいし、一応これでも、子どもの親なので(笑)

そういえば、年末はよくお金を拾います。3年前くらいだったか、現金25万円&通帳3つとハンコと保険証などが入った鞄を拾いました。身分証明書があったので、直接電話をして渡してあげたのですが、1円ももらえず、がっかりしました。近所のマンションの看護婦さんだったんですが、引越しにあたって、特別に貴重品だけをまとめた鞄だったのだそうです(爆)

去年は道の真ん中で、現金約1万円とデジカメやら仕事の資料やらが入った鞄を拾いました。バイクの荷台にしばっていたのが落ちたとのことで、3千円もらいました。そんときはそのお金でお菓子を買い込み、部署のスタッフみんなで食べました(笑)

年末は、忙しい上にお金の出入りもはげしいです。
お互い、落とさないように気をつけましょうー。

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昨日の夕飯は・・・え~っと、なんだったっけな。発泡酒1本と、ぽん酢のおろしハンバーグと焼き鮭とエリンギだったでしょうか。
んで、夜中にポテトチップスと発泡酒3本。

今朝は焼き鮭となめ茸でした。

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昨夜体重を量ったら、前回の計測と同じ70kgでした。
最近、よく食べよく呑むを継続していますが、それでも増えないってことは、これで安定なのかな。
食事制限したほうがいいというコメントもいただいたのですが、すでに忘新年会シーズンに入っているので、今は難しい気がします。
まあ、もうちょっとこのまま様子をみて、次の展開を考えますね。

 SSCのTシャツを着た小僧

昨日、家に帰ったら、小4の長男が僕の"小さくなっているTシャツ"(涙)を勝手に着ていてびっくりしました。本人、気に入ってるみたいで、それはどうみてもすげえダボダボなのに、自分のだと思った、と言ってはばかりません(笑)

そのTシャツは、本人は単に色が自分の好きな黒だということしかわかってないようでしたが、実はThe Street Slidersのファンクラブ/ストリート・スライダーズコミュニティーメンバー向けの専用Tシャツです。
吸水性はないがしっかりしたつくりの半そでの黒で、赤い縫い糸がかっこよく、そんで、袖と背中に『The Street Sliders』という素敵な刺繍タグがついています。

黒の長袖TシャツとダボTを重ね着するあたり、なかなか洒落てました。NARUTOというマンガに出てくるサスケのファンだということなので、それをマネしたのかな?

長男は、マンガ好きなサッカー小僧で、音楽には無縁なヤツなのですが、いつかロックのよさがわかった頃にこのお父ちゃんのTシャツのことを思い出して、スライダーズを楽しんでくれたらいいなあと思います。

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今日、会社でメールボックスを開いたら、スライダーズファンの友人2人からメールが来ていました。
ひとつは呑みに行こうぜというおさそいで、もうひとつはその方がやっているウェブサイトに関する技術的な相談でした。
ぜんぜんHARRYのことなんて書いてなかったんだけど、なんか、ああ、2人とも行くんだなあと思ったら、急に自分もHARRYのライブに行きたくなってきました(笑)

さらに、別の友人が、『ローカル線6時間強の旅』で行きたいということを言っていたのも思い出しました。28日は仕事納め(&29日早朝の新幹線で帰郷)というハードスケジュールなので、あきらめてたんですが、家から5分でいけるハコでHARRYがやるのに、これを行かないとなると、バチがあたって、もう一生行けなくなるような強迫観念が。急に(笑)

というわけで、28日のyear-end live 2004 "FOR NO ONE" HARRY初日@リキッドルーム恵比寿 に行くことを決意しました。
でも、今日は財布がペラペラ(悲)しているので、明日チケットを買いに行こうと思いまっす。ただ、キャパ800とかいう噂を聞いたんですが・・・間に合うのか? SOLD OUTしてたらどうしよう。ちょっとドキドキです。

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昨夜のおかずは銀ダラと和風ソースのハンバーグでした。
んで、缶チューハイと発泡酒を1本づつ飲んで、そんで、深夜にポケモンをやりながら、ポテトチップス一袋と缶チューハイと発泡酒をまた1本づつ飲みました。

今朝はピザトーストと肉まんでした。

昼の弁当は、大きな手羽肉(食肉業界用語で鶏の、なぜか"ムネ肉"を指す)を竜田揚げにしてあんがかかってるやつと、豚肉野菜炒めでした。

 かっこつけるって大事なことさ

『かっこつけるって大事なことさ』
これは、Special Womenなどを作詞されたK.INOJOさんが、1997年頃に開設されていたご自身のウェブサイトの中で、THE STREET SLIDERSについて紹介したコメント文なんですが、今でも、ときどきアタマをかすめる、印象深い言葉です。

スライダーズって『かっこつけ』てたのかな?

なんか、一般のシロウトの僕なんかは、この人たちは生まれ付いてのロックンローラーで、格好つけるもなにも、このままが地なんだ、と漠然と思っていました。

でも、よく考えれば、ライブの前にはお洒落・・・というとちょっと語弊がありますが、鏡に向かって髪も立てるし、化粧もするわけですよね。

これってどういうことなんでしょう?

以前、ちらっと読んだマンガの中で、ステージに立って演奏をすることを『演る(ルビ:やる)』と表記しているものがありました。僕はこれには何か、違和感を感じています。なんか、この感覚に近いです。

『演る』というと、芝居なんかを『演じる』というイメージだったんですよね。
僕はもう、スライダーズは絶対お芝居なんかじゃなく、リアルだというふうに思っていたのでした。

で、その後、夢の跡(1986年初版発行のスライダーズのドキュメント&インタビュー本みたいなやつ)を読み返しました。
HARRYのインタビューに以下のような箇所がありました。

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とにかく歌ではカッコつけられないよね。多分、カッコつけて歌うことはできると思うけど、それはオレなんかやだね。そういうのはあとで聞いてみると薄汚いものが目につくよね。声だから余計伝わっちゃうんだろうしさ。だから昔のトラックとかで、いい気になって歌ってるのとか、嫌いなのあるよ、すごく。ただ吐き出してるだけみたいなのとかさ。

出ちゃうと思うんだよ。カッコつけてたらカッコつけてるように。情けなかったら情けないように。そうするとへんにすましてたりっていうのがばからしくなるんだよね、もう全部見せちゃうって感じでさ。歌い終わると「オーッ!」とか言ってメンバーに抱きついたりするしさ。ボーカリストっていうのはたいていガキだからね、タイプは(笑)。(P176から引用)
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なんか、これを読むと、HARRYは『カッコつけてない』ということになり、ちょっと矛盾が出てきますね。

僕もしばらく、どういうことなんだろうって考えました。

以下、自分なりに見つけた答えです。

HARRYがこのインタビューの中で言っている『カッコつける』という言葉は、身の丈に合わない事をする・・・つまり、背伸びをすることなんじゃないかなって思ったんです。
で、INOJOさんの言葉の中の『かっこつける』というのは、スタイルを維持するということ。

今、僕はこうして肥えてみて思うのですが、今の自分が例えば街に出て歌ったとします。傍から見たら「どっかのサラリーマンのおっさんがなんかわめいてるぞ」ってなもんで、好奇の目で見られておしまい。
こんなゆるんだおやじが『惚れた女への思い』なんか歌っても、共感なんか得られないだろうし、だいたい、詩の方にまで興味が回らないような気がします。

・・・いや、そこまで言ってしまうのはどうなのかわかりませんが、とにかく、演奏する側自身が、そんな気持ちになってしまうという時点ですでにNGかなと。

また、ぜんぜん別の例えですが、『アコギ1本でロックはできても、木琴1台でロックをやるのは難しいし、聴く側に対して不親切である』って感じでしょうか。だから、ロッカーであるためには、自分のギターを維持しなければならない。
ミュージシャンは自分の心を外に出すのだから、それに見合ったスタイルが必要。
スライダーズが髪立てたり、サングラスかけたりしているのは、それが自分の自然体に近いからなんじゃないかなと思ったわけです。

このへんが、INOJOさんのいうところの『かっこをつける』ということで、HARRYのいう『カッコつける』というのは、自分を偽るということなんじゃないかなと思うんです。

だから、ライブを『演る(=カッコつける)』とするのは、ちょっと違和感感じちゃうんですね。

HARRYの『メンバーに抱きついたりするしさ。ボーカリストっていうのはたいていガキだからね、タイプは(笑)』というこの言葉、かっこいいなあ! また、すごくHARRYらしい気もします。

俺もHARRYのように、スタイルを持って&自然体でやっていきたいものです。