骨董品屋にちょこんと並べられた日本人形。なんだが目が合った気がする。
あら、この人形、私に買ってほしいと思っている?
おもちゃ屋に陳列されたちょっとグロテスクな人形。
ちょっと病んでいるようなその姿。西洋的か、いや、あれはバンパイアを模したものなのか。ガラスケースの中に入っているが、それは西洋の棺桶から飛び出てきたフィギアにしか見えない。が・・・。
あら、この子、私に買ってほしいみたい。
初めて出会ったばかりの人形なのに、なんだか衝動的に買ってしまう。
見えない世界の観点から何が起こっているのか。
今回は、この事を解説したいと思います。
たまに聞く話で、どうしても人形やぬいぐるみを手放す事ができず、それらをベッドの中に入れていないと寝付けないという子供がいる。時には、大人になってもそうであるらしい。
可愛がっている人形やヌイグルミには実は持ち主の思いが入り込む。
寂しい時に語りかけたり、嬉しい時に語りかけたり、その思いがどうであれ、その人形は、念体となっていく。
霊媒体質の方の場合、その念体から発せられるいろいろな声が聞こえてくる場合がある。
あれ?この子しゃべった?
ううん。これは私の声だよね・・・。
いじめられた時。失恋した時。ことあるごとに、大事にしている人形やぬいぐるみに、心の相棒に、語りかける。
まさしく、自分の思いが入り込み。見える世界ではただの人形やぬいぐるみであるのに、見えない世界の観点からは本当の相棒になっていく。
ねえ。今日は本当に嬉しい事があったの!
そうなんだ!良かったね!私もあなたが喜ぶと嬉しいよ。
ねえ…。今日、彼氏と別れたの…。うう…。そして相棒を抱きしめる。
ううう・・・。私も悲しいよ。あなたが悲しいと私は嫌。その彼氏を許さない!酷い目に合わせてあげるわ!
ねえ。今日、お母さんと喧嘩したの。なんであんな酷い事を私に言うの?
そんな事があったんだ!あなたが落ち込むのは我慢出来ない。お母さんをやっつけてあげる!
そして彼氏や家族は見えない世界の相棒から攻撃を受ける事になる。
時が経ち、可愛がっていた人形やぬいぐるみとの別れがやってくる。
進学や就職や結婚のためであるかもしれない。
またね!なんて思いで離ればなれになる事もあれば、いつのまにか忘れてしまう事だってあるだろう。
時には、骨董品として売られる事もあれば、高いフィギアなどであれば、売りに出される事だってある。
そう、その時に起こるのです。
はじめてその人形やフィギアに出会ったはずなのに・・・。
あら、この人形は私を買ってと言っている気がする・・・。
そう、その人形やフィギアは実際に、語りかけている。
「私を買って」
「私を可愛がって」
これもまた見えない世界の真実なのです。
シックスセンス管理人