しーちゃん先生のアフリカ滞在記 In Ethiopia -5ページ目

ただいま、エチオピア

エチオピアに帰ってきちゃいました。

「冗談で帰る。」って言ってたつもりが・・・

帰ってきちゃいました。

と言う訳で、何回かにわけて、エチオピアの様子をアップしたいと思いまーす。

さぁ、今日は、昨年度まで勤めていたアヤルテナ中高等学校へ行ってきました。

 
懐かしい風景に心が躍ります。


 学校に入ると、同僚たちは、すごく驚いてくれて、そして、抱きついてくれるなど、とても歓迎してくれました。子どもたちも自分が来たことで、わざわざ自分に挨拶をしに?自分見たさに?集まってくれました。こういった時のエチオピア人の笑顔や歓迎してくれる態度は本当に素敵です。ありがとう。

会う同僚は毎回、同じ質問を山ほどぶつけてきます。

「元気か?」

「家族は元気か?」

「体長はどうだ?」

「仕事はどうだ?」

   ・

   ・

   ・

いつもと変わらない感じ。

ただ、最愛の同僚のエンダルカッチョの姿はそこにはありませんでした。


(電話したのに・・・・



さぁ、授業の様子や学校の様子はというと、全員が学習に向かう雰囲気がすごい学校に変わっていました。

昨年度は、学校側やサブシティと大喧嘩をしたり、ストライキをしたりと大変でした。先生が学校に来ないから、子どもたちは授業中でも外で遊ぶといった無法地帯の学校でした。

 

しかし、今は全く違っていました。

誰一人外で遊んでいません。


「どうしたの?」

と同僚に聞くと、


「先生は授業に遅刻したり、休んだら給料を減らされるんだ。」


「え、でも去年も遅刻したり休んだら、罰を与えられると言われてたじゃないか?」


「去年は、教員にプレッシャーをかけるだけで、実際には給料は減らさなかった。でも、今の校長は、本当に給料を減らすんだ。だから、全教員が時間通りに授業に行くんだ。恐ろしいだろ。」

「(あたりまえだけど・・・・
  すごいね。

  
  

「子どもはいったいどうなの?去年は何百人が遅刻してたし、壁を登って学校に入って来ていた子もいたし、他にも、授業を受けずに一日中サッカーをしたり、遊びまくっていたじゃないか。」

 

「わははは、しげき、そんな奴らは、即学校をやめさせられるんだ。だから、誰一人外には出ていない。 すごい学校になったろ!!!」


「(当たり前だけど・・・)よかったね。いい学校になりそうだ。」


そんなこんなで色々な会話をしていると、

子どもたちが、どんどん集まって来てくれました。去年、自分にすごく怒られた子、サッカー部の子、インターナショナル部の子などいっぱい集まって来てくらました。

 

ハンナ、サッカー部の調子はどうだ?」


「去年は、しげきが帰ってからサブシティの試合で1位になったよ。でコカコーラカップにも出たよ。今は、有志で練習をしてるんだ。」

 

 「トーマス、あれ、全然勉強ができなかったのに、どうして高校に上がれたの?すごいやん。」


「ふふふ、おれは賢いからね。」


「でーーーー。 (エチオピアで驚いた時につかう表現)」

「サラ、去年は、テストの時に、先生が子どもの顔を覚えていないと思って、友だちの分もテストを受けに来たね。」


「えへへへへ、 覚えられてるぅ」


「みんなでそろって、挨拶にきてくれてありがとう。

左から、君はとても賢かったね、

君もとても賢かったね、

君もとても賢かったね、

君も、とても、かしこ・・・・ わぁ、クラス一の不良娘!!!!!(笑)


「しげき、昼の放送にゲストとして出てくれないか。」

 

 
 
とこんな感じで笑いに溢れる時間を過ごしました。

 ただ・・・

サッカー部の子どもに、最愛の同僚エンダルカッチョの様子について聞きました。

 

そしたら、

「まだ、去年の学校やサブシティとのケンカのせいでサッカー部のコーチはしてくれないんだ。」

と言っていました。

自分の2年間の活動での一番の心残り、それは最愛の同僚が夢と希望を失ってしまった事。


国境を越えて、

   『人の心を動かす』

   『動かされる』

というすばらしい経験ができるこのボランティア活動。

そういった場面に幾度と出会えたはずなのに、一番わかりあえた同僚が夢を失った事に対して、やはりくやしくて、かなしくて仕方ありませんでした。


日本からでも出来る事・・・・


         何かないかな。

 

同僚達と楽しい昼ご飯をとった後、エンダルカッチョがこなので、もう一度電話してみると、

「いますぐ行く。」といって、


飛んできてくれました。


やっとこさ、エンダルカッチョがあらわれました。

 うれしくて、うれしくて、全力で彼のそばへ向かいました。

彼も、大きく手を広げて、笑顔で迎えてくれました。

 

二人で抱き合った時、なにかすごくうれしく、

『僕たちはこれからも高め合える仲間なんだ』と感じました。

 

仕事の話、恋愛や結婚の話など、いろんな話をした後、全員で写真を撮って学校を後にしました。

 

お金には変えれない時間、かけがえのない時間をありがとう。

 

 
番外編↓ がりがりフツムがマッチョになるために。

仲良しのフツムがどうしても『かっこいい写真を撮ってほしい』

ということで始まった撮影会。

1枚目
 フツム
  「俺の力強いところをバーベル上げで見せつける。」

 しげき
 「あかん、腕の太さがバーベルと同じやん。め
     ちゃガリガリにうつってるで。」
2枚目
 しげき
 「腕を前にすれば、遠近法で太く見えるはず、
   しかも反対の手で、二の腕を押せばさらに太く見えるはず。

フツム
 「これでどうだ。」
しげき
   「うでは太くなったけど・・・反対の手が・・・ばればれやん」

3枚目
  完成

フツム
  「これで決まりだろ、しげき、前に撮った写真は絶対に消してくれ。」

しげき
  「わかった。(笑)」

という事で、アップしちゃいました。

再会  REUNION with Ethiopian

エチオピアを離れて263日が経過した。

あのころ過ごした日々は遠い記憶となってしまっている。

時々、エチオピア人から送られてくるメールを読んでは、あのころを懐かしむ日々を過ごしている。


彼らのことを思い出すと、とても会いたいようで、会いたくないような気持ちになる。


どちらかというと、会いたくないのかも。




それはどうしてだろう。




エチオピアにいた頃は、一生懸命に貧しい国に起きている現実を理解しようとし、何か微力ながらでもできることはないかと一生懸命に模索していた。


逆に今はというと、その観点からのみで自分を見てみると、理解が増したわけでもなく、考えれるようになったわけでもない。

ましてや行動になんてほとんどうつせていない。


それどころか、あの頃の生活費の何倍もの生活費を費やし日常を暮らしている。


「そういう世界だから・・・」


「それが世の中というもの・・・」


そう言われると返す言葉はないが・・・



今、費やしているお金があれば、あのストリートチルドレンたちを十分養っていける。

ガザハンニュ牧師と共に活動すれば、多くのストリートチルドレンたちが救われる。


そんなことわかっていても、この日本の中で何も動けていない自分がいる。

どう動いたらいいかわからない自分がいる。

あきらめている自分もいるのかもしれない。


そんな自分を、何も変わっていない自分を、ガザハンニュ牧師やストリートチルドレンや、マザーハウスの子どもたちに見せる事ができるのか。


自分に会う資格はあるのか。


などと考えてしまう・・・



でも、



でも、



でも、



でも、



買っちゃったんです。



買ってしまったんです。


しーちゃん先生のアフリカ滞在記 In Ethiopia

待ってろよ、エチオピアーーにひひ




しーちゃん先生のアフリカ滞在記はまだまだ続くのだぁ。

アフリカから帰ってきて久々のブログこうしんです。


しーちゃん先生のアフリカ滞在記・挑戦記はまだまだ続くのです。

ニコニコ


というわけで、日本に帰ってきて、初の公演を行ってきました。

参加者は小学2年生~大人までと幅広く、話を絞るのは難しかったですが、とても楽しかったです。


当たり前と思って話した事に対して、「えっ!?」という反応を示してくれる参加者の皆さまを見て、知らず知らずにエチオピアや発展途上国の生活に慣れて、当たり前でない事が、当たり前だと思い話しているんだなぁという事に気づきました。


自分の経験が、参加者の皆さまの自分を振り返える機会になったり、今後の生き方に少しでも参考になればと考えております。



しーちゃん先生のアフリカ滞在記 In Ethiopia
「愛がたっぷりエチオピア」


しーちゃん先生のアフリカ滞在記 In Ethiopia

「参加者の皆さまありがとうございました。」


しーちゃん先生のアフリカ滞在記 In Ethiopia
世界に目を向ける子どもたち。

どんな風に自分の話が彼らの心に、目に映ったのかな?


しーちゃん先生のアフリカ滞在記 In Ethiopia

参加パンフレットでーす。


JICA関西のみなさん、こういった場を用意していただきありがとうございました。


さぁ、これからが本当のボランティア活動の始まりだぁ。メラメラ