【桐壺8-①】いとはしたなきこと多かれど、…
【原文】
いとはしたなきこと多かれど、かたじけなき御心ばへのたぐひなきを頼みにて、まじらひたまふ。
・・・・・・・・・・・・・・・
いとはしたなきこと多かれど、
訳)(桐壺更衣には)とてもいたたまれないことが多いのだが、
かたじけなき御心ばへのたぐひなきを
訳)(桐壺帝の)もったいない御愛情が類のないことを
頼みにて、まじらひたまふ。
訳)たよりとして、宮仕えをしていらっしゃる。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
【原文】
いとはしたなきこと多かれど、かたじけなき御心ばへのたぐひなきを頼みにて、まじらひたまふ。
【口語訳】
(桐壺更衣には)とてもいたたまれないことが多いのだが、(桐壺帝の)もったいない御愛情が類のないことをたよりとして、宮仕えをしていらっしゃる。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
帝の 「かたじけなき御心なへ」
そのせいで 余計に増す 他の妃たちの 嫉妬
桐壺更衣は どんな気持ちで 宮仕えしてたのでしょうか?
更衣の気持ちになって、今夜はお眠りなさいませ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【今回の重要古語】
■ はしたなし
■ かたじけなし
■ 心ばへ
■ の(格助詞)
■ たぐひなし
■ まじらふ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
それでは。おやすみなさい