【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳 -5170ページ目

アメンバー記事(サンプル)☆1~5問題

今回は、アメンバー記事で書く分ですが、

だいたいの内容をお伝えするため、

今日は、全員に公開いたします*^_^*)ノノ☆


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに、

いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。

はじめより我はと思ひ上がりたまへる御方がた、めざましきもの

おとしめ 嫉みたまふ。同じほど、それより下臈の更衣たちは、まし

て安からず。朝夕の宮仕へにつけても、人の心をのみ動かし

恨みを負ふ積もりにやありけむ、いと篤しくなりゆき、もの心細げ

に里がちなるを、いよいよあかずあはれなるものに思ほして

人のそしりをもえ憚らせたまはず世のためしにもなりぬべき

御もてなしなり。

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



源氏物語』に代表される古典文学の多くは、こんなふうに、

現代文とは全く異なり、かなり読みにくいですよねー∑(゚Д゚)


  え、何が読みにくいかって?


上の古文を読んでみてください!

1~5までの復習になるので、内容を理解してたら入っていけます。

でも入試問題で見る、全く初めての古文でこんなだったとしたら…。

(((( ;°Д°))))



いちばん、難しく感じるのは…

主語の省略((( ロ)~゚ ゚



前半部分は、物語の状況説明なので、1つひとつ丁寧に理解でき

れば、おのずと入っていけるでしょう。でも、後半の「朝夕の宮仕へ」

からは、1節1節どんどん主語が変わっていきますΣ(・ω・;



これ…、古文の文体の特徴です。。。


作者(紫式部)は、自分目線で、登場人物にどんどん感情移入

ているのです。あなたはそれについていかなくてはなりません(゚Ω゚;)



昔の読者は、今と違ってそんなにスピーディではありませんでした。

1つひとつの言葉を、じっくりかみしめながら、味わって読むのです。

だから、1節ごとに登場人物に感情移入していけたのです(ノ゚ο゚)ノ



大学受験では、そんなにゆっくりと読むことはできませんよね(;´Д`)



では、どうすれば良いか。。。

     ダウン

重要古語 および 古典文法




つまり、重要と言われる古語、敬語などの古典文法をきちんと理解し、

その状況も含めて、誰のことだか判断できるようにする((((((ノ゚⊿゚)ノ




うーん、ムズかしい…(-"-;A



これは、体得してみないと分かりません。

このブログを通じて、その法則が少しでも理解できれば、

古文の成績が、ぐんぐん上がるはず('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)


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大学入試で問われるのは、たとえば上の古文の下線を引いた箇所♪


1.「やむごとなき」とは、どういうことですか?

2.「めざましき」とは、どういうことですか?


■ 重要古語の意味だけではなく、

■ 誰のどういう状況下でのことか を、きかれます!


あなたがもし、「やむごとなし」「めざまし」の意味をそれぞれ5つずつ

暗記していたとしても、どれを当てはめていいのか…(;゚;∀;゚;)

…ハズレの確率は、高いです…

やむごとなし】とは、「止む事無し」が語義です。           

・基本は、「そのままにしておかれない」という意味。           

プラスの意で、「尊い、高貴だ、最高だ」という意味。          

マイナスの意で、「のっぴきならない、よんどころない」という意味。


さて。基本の意味を理解したところで、文脈をみてみましょう!

     ダウン

それが、直後の「際(きは)=身分」という語につながり、さらに、

ときめき(ときめく)=寵愛を受ける」という古語につながっていく。   


さあ!ここまで考えた上で、「やむごとなし」の意味を考えて下さい♪


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めざまし】とは、その言葉どおり、「目が覚めるような」状態です。

プラスの意で、「目が覚めるほどすばらしい、驚くほどすばらしい」。   

マイナスの意で、「心外だ 気に入らない」などとなります。。。      


さて。基本の意味を理解したところで、文脈をみてみましょう!

     ダウン

直前に、「はじめより我はと思ひ上がりたまへる御方がた、」とあります。

「人物、(人物名+読点)」は、主語になります。

ここでは他の妃たちが「めざまし(驚くほど~)」と思ったのです。


さて、どう思ったのでしょう??


直後に、「おとしめ嫉み」とつながっていくので、プラスの意味でない

のは確かでしょうね。こんなふうに、直前や直後の状況をきちんと判断

材料に入れて、1節1節の状況を理解していく!初めは時間がかかりま

すが、じっくり練習を積み、慣れていくしかありませんOo。。( ̄¬ ̄*)



「うーん…考えることが多くて、大変だぁ~(><;)」


そう思ったあなた! たしかに骨が折れる作業ですよね^^;


でも、このような練習を繰り返すことにより、

おのずと国語力が身についてくるのですヽ(゚◇゚ )ノ♪



受験生が誰もやらない、源氏物語の暗記に頼らない解釈…


あなたもラクして、うわべの成績UPだけをめざしますか?


誰もやらないからこそ、平均以上になれるはず!


古文だけではなく、物事を総合的に理解しようとする態度が

身につき、他の教科や人間力も、大幅にUPすることでしょう

━━━(゚∀゚)━━━!!!



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さあ♪ためしにチャレンジしてみてください!!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

3.「人の心をのみ動かし」とは誰の心どのように動かしたのか?


4.「恨みを積もりにやありけむ」を一語一語に注意して訳出しなさい。


5.「あかずあはれなるものに思ほして」とは誰のどういう思いか?


6.「え憚らせたまはず」を、主語を明確にして、口語訳しなさい。


7.「世のためしにもなりぬべき御もてなし」を、助動詞に注意して口語訳しなさい。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


こんなふうな問題が、大学入試によく出てきます。

ブログ記事(1)~(5)で確認すれば、自力で解答できるはず(o^-')b



もし不安な方は、メッセージに解答を書いて送って下さい♪

時間の許すかぎり、解答解説書いてお返事させていただきます。

(*^ー^)ノ


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
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