エリー怒られる | エリーと私

エリー怒られる

最近、仕事の帰りが早くて、18:00頃家に着きます。

家の前で、バッグの中にある鍵を探していると、玄関の中からエリーがしっぽを振って待っているのが分かります。


鍵を開けて玄関に入ると、エリーが大喜びでしっぽをフリフリ飛びついて向えてくれます音譜アップしっぽフリフリアップ音譜

ダックスにとって飛びつきは腰に負担がかかるので要注意、かといって、せっかく喜んでくれているのに、無視するわけにもいかず、急いでエリーの無理のない高さにしゃがみます。


もう、狂ったように、身体を私にこすり付けて、しっぽはちぎれんばかり、クンクン鳴いて大歓迎ですドキドキ

耳が思いっきり後ろの方に、嬉しくてたまらないっといった表情で、目を細めて顔をぺろぺろなめてきます。


私も負けず劣らず、親愛の情をあびせちゃいますニコニコ


そして、リードをはずして(エリーがさらに喜んで、狂ったように身体をくねらせるので、結構大変)玄関のドアを開けると、ソレッとばかりに庭へ飛び出します。

 

玄関から庭へ下りるところは50cm程の高さがあり、アンがいた頃、腰に負担がかからないように緩やかな(胴が長いから)石段を作りました。


エリーはそれを高飛びでエイッといとも簡単に飛び越えて、ものすごい速さで庭へダッシュDASH!

ダックスにとっては、結構広くて障害物も特にない庭なので、レースのように全速力で向こうへ行ったかと思うと、

あっという間にUターンして私のところへ架け戻ってきます。

この勢いだと通り過ぎるんじゃないかと待っていると、砂煙をたてて私のところで急停止。

そのままひっくり返ってお腹をさすってと、恥ずかしい格好のまましっぽを振っていますガーン


アンにはなかった機敏さです。

こんな様子を見ていると、エリーにはアジリティをやらせるといいかも知れないなんて、親バカな事を考えたりしてしまいます。


アンも若かった頃は、逃げ出すとなかなかつかまらなくて大変でしたケド。。。


ところで、アンはリードを放しても、一人で気が済むまで庭を散歩して、一人で玄関先まで戻ってきていました。

要は、庭と歩道の境には垣根もブロックも何もありませんが、一般道へ出ることはなかったんです。


これは、教えたわけでもありませんが、自然にそういう習慣になっていただけのこと。


エリーはまだ若いし、そういう習慣がまだ身についてないから、と初日のあたりは庭もリードをつけて一緒に散歩していました。

でも、若干一才半ながら非常に落ち着いていたので、試しにリードを放してみると、特に変わった様子もなく、私からはなれずに庭を一緒に散歩することができたのです。


なので、まだ一人では散歩させませんが、一緒に庭へ出てエリーのリードを放してあげます。


ところが、昨日は喜びのあまり猛スピードで駆け回っていて、玄関先にいた私に気がつかずその勢いのまま私を探そうと走っていました。

黒い影(エリーは黒いです)がさっと横切ったので、心配になって

「エリー、エリー?」

と呼んでいると、道路の向こう側から、ものすごい勢いでエリーが走って戻ってきました。

運よく車は走っていなかったので無事に帰ってこれましたが、タイミングが悪いとひかれてしまいます。


心配のあまり思わず、本気で叱りました。お尻をたたいて。


元はといえばリードを放していた私が悪いんですけど。


エリーはびっくりしたようで、すぐひっくり返ってお腹をみせました。

私は起こして、エリーの目を見て、道路は一人で渡っちゃダメ!!むかっと言い聞かせました。

分かったのか分からないのか、エリーは私から離れて遠くからこちらをみていました。


でも、私が玄関に入るのをみると、さっと走ってきてそばに寄って来て、後ろ足で立ち、上がり板に座った私のひざに前足をそっと乗せて、目をふせたまま、とても悲しそうな表情をしました。


もう、怒らないでしょぼん

と、悲しんでいるのがすごく伝わりました。


目を合わせようとしても、下を向いたまま合わせてくれません。

少し涙もためていて。


そういえば、アンも私に怒られた時は涙をためていました。

普段、私はアマアマだから、ものすごくショックなのかも。


エリーごめんね。

エリーを死なせたら、私の責任。

もう、目を離さないぞ、と反省しました。


こんな場面で言う事ではありませんが、その様子はとてもかわいかった。

エリーはこんな風に感情を表現するんだ、と新しい一面を知りました。


ダックスの女の子は特に表情が豊かだと言われますから。


エリー車で3