今夜は西本智実氏が指揮する第九を聞きに・・・
日本人はなぜ年末に第九を聞くのか?
と言いますが、ドイツでは19世紀に既に
年末の第九を定例化するオーケストラがあったそうで、
いずれにしても特別な曲だった
交響曲第9番ニ短調 作品125。
西本智実さんのロシア仕込みの指揮を
一度観てみたいと思っていたのですが
ご縁があり、まさかのフロント・ローでの
鑑賞の機会に恵まれました。
女性の着る指揮者の(ツバメのような)服を
初めて見ました。
至近距離ですので上着の刺繍の一つ一つ、
華奢な指先まで見え、
所作、表情から馬を御す騎手のような
相当な美意識が伝わってきました。
カメラマンの撮影も大変であろう物凄い動き。
相当細かいところまで指示なさるタイプのようです。
舞踊の心得があるかのような指先の動きが
美しかったです。
今年は私にとって悲しいことが多すぎた怒涛の年でした。
音がドイツ語で肌に沁みこんでいきます。
生まれてから何度も聞いてきた第九。
今日、初めてベートーベンの素晴らしさに
触れることができた気がします。
Vielen Dank fuer die schoene musik...
明日も素敵な一日をお過ごしください。